ジャーナリズム

ピケティの訳者、山形氏のためいき

ピケティ『20世紀の資本』の訳者、山形氏のもう一つの話題。 「イスラム国躍進の構造と力」『公研』2014年10月号。 山形氏がイスラムについて読むに値する本はこれのみ、としている『イスラーム国の衝撃』(文春新書)の著者池内恵氏との対談です。池内氏の…

ジャーナリスト、池上彰氏

マスコミでは、後藤さんの殺害の報に接して中東専門家の議論が沸騰しています。 専門家と言っても視野狭窄あり、常套的倫理表現での憶測解説も非常に多い。 私達は、報じられる情報や言説を通じて、自分の考えを磨くしかない。それによって、自分の生き方と…

池上彰氏が朝日新聞コラム復帰

1月30日、池上彰氏が朝日新聞のコラム「池上彰の新聞ななめ読み」に復帰しました。慰安婦記事の検証不十分という池上氏の朝日批判記事の掲載を拒否されたことに対して、その後の執筆を拒否してきました。 氏は、朝日新聞が掲載を拒否したのは、「日本の大企…

雇用についてのNHKニュース

昨日の朝のNHKニュースは、見応えのある内容でした。労働市場の実態です。膨大なハローワークのデータを分析したというだけあって、今まで漠然と言われていたことの確認や新しい事実が指摘されていたと思います。 ・全国で求人が増えている。 ・介護求人が増…

文化新聞の記事

今朝の文化新聞に「議員の期末手当引き上げ 賛成多数で可決」の記事が出ていました。この中に「議会運営委員の横山議員が委員会では賛成したが本会議で反対したことに対し、他の議運委員から非難の声が上がった」とある。 この記事は何のだ、と思いました。…

SNSにどう付き合うか

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス) 「波は起こせても解決せず」東京大学教授 佐藤俊樹 「双方向で本音聞きたい」自民党衆議院議員 加藤紘一 「使わぬ地方の首長は淘汰」佐賀県武雄市長 樋渡啓祐 ツイッターを使いこなす中学生の来訪のことを書…

金持ちは人が見てなきゃ……

朝日新聞にこんな記事が出ていました。この記事の後、どこかのTVでも取り上げていたようです。見出しは思わず読んでみたくなる刺激的記事です。 「勝ち組」はルール守らず自己中心的? カナダとアメリカの研究チームが行った1000人を対象とする7種の実験…

地域メディア

地域にメディアがあることは、その地域にとっては有難いことです. 日本や世界のニュースは飽き飽きするほど飛び交っていますが、地域のニュースはほとんど無いと言っていいくらいです。だから自分の見聞と口コミの狭い範囲になってしまい、住んでいるとは言…

図版の力

6日の朝日新聞に「インフォグラフィックス 複雑な情報を分かりやすく」という記事が出ていました。私の問題意識と重なっていますが、これを著作物として流通させることには及んでいません。本当は情報としての流通が重要なのですが、情報へのアプローチの手…

「プロメテウスの罠」

朝日新聞の連載「プロメテウスの罠」は、福島原発事故発生時の総理官邸での対応を検証する記事です。35回を数えた連載は今日で終わりました。 3.11以降の福島原発事故への対応が時間軸に沿って再現されていきました。総理官邸、東電、原発の現場の主要3カ所…

仕事の詰めの失敗 

浅田真央ちゃんのエッセー集が近々出版される予定だったが、中止されたという。数日前の新聞に小さな記事が出ていました。 理由は著者の意に沿わないポスターで宣伝が行われようとしたとのこと。本人の弁は「競技生活を通してのメッセージブックとして1年か…

高校同窓会、辛坊正記氏講演会

川越高校の年に一度の同窓会である初雁会に出席しました。総会に先立って行われる講演会、案内を見て、これは面白そうだと思いました。 講師は今をときめく“辛口国難評論家”である辛坊兄弟のお兄さん、辛坊正記氏です。この優秀な方が高校20回生とは知りませ…

古い本が復刻

数日前の新聞一面の本の広告を見て、あれっと思いました。 『自然の権利』(R・F・ナッシュ 松野弘訳 ミネルヴァ書房)の広告が出ていました。“待望の名著復刻”とあるのは、以前に刊行されたということです。 この本の原著The Rights of Nature, A History o…

秩父事件

今年の初めに、朝日新聞の地方版に載った記事があります。見出しは「秩父事件に『農民』視点」「運動参加は村の力?」「中畦さんが独自検証、改訂出版」とあります。「秩父事件」という見出しを見ていくつかのことを思い浮かべました。。 井上幸治『秩父事件…

ツイッターとコメントを書きにくい私(横山)のブログ

今年初めに鳩山首相のツイッターが話題になってから、ツイッターの使い方や効用についいていろいろな議論が行われているようです。私も鳩山さんのツイッターに限っていえば、もっとやるべきことあるでしょ、という反射的な反応と、ツイッターそのものについ…

筑紫哲也氏について

2月9日の新聞に「大好評 筑紫哲也」の書籍広告が出ていました。 少し前に図書館に行ったら入口のディスプレイに、筑紫哲也氏の本が何冊かと新聞記事などが展示してありました。昨年秋に没後1年を迎え、いろいろな本が出版されていることからの企画だと思い…