文化新聞の記事

今朝の文化新聞に「議員の期末手当引き上げ 賛成多数で可決」の記事が出ていました。この中に「議会運営委員の横山議員が委員会では賛成したが本会議で反対したことに対し、他の議運委員から非難の声が上がった」とある。
この記事は何のだ、と思いました。ヤジをそのまま記事にするという全く思慮のない記事です。私に対しての確認・検証もなく、ヤジをそのまま記事にするとは考えられない。これは、明らかに、議案に賛成する多数会派の声を代弁する効果を読者に与えます。この議案の意義と本質を分析・解説するでもなく、事実を確認せず、ただ見聞きしたことを垂れ流しているのでは「新聞」の名に値しないであろう。
一方で、賛成討論がなかったことは一言も触れられていない。
地方議会が住民の不信を買っているのは、議会そのものが役割と機能を発揮していないことに根本的原因があります。情報不足でその実態がよく分からず、住民が関心を持たないことを良いことに、議会はタコツボに入って首をすくめているのが実情ではないかと思います。地域のジャーナリズムが健在であれば、市長と行政を監視する議会の姿とそれを受けて立つ行政の仕事ぶりが、住民に伝わります。「新聞」に期待するのは、私だけでなく住民の願望だと思います。