今年は……

 平成28年、2016年、今年は70歳、前期高齢者の後半に入る。
 母親は今年100歳、介護認定1、特養の対象ではない。歩けなくても頭はしっかりしていれば、最近の介護認定の判定のレベルは低くなり、自宅介護の対象となる。介護の悩みはいろいろあるが、痴ほうにならないのは子としては有り難い。農作業との折り合いをうまくつけること、今年の課題です。
 所用で近くに出た際、回り道をした。巾着田です。
 天神橋から上流方向の魚道。バンソウコウで貼ったかのような大きな傷跡。高々2メートルの高さの落差を解消するためと称しての税金の無駄遣いです。土水路の勾配調整と多自然護岸による強化で済んだはずなのに。

 天神橋から下流方向。河川行政史上、環境行政史上、まれに見る破壊の愚策が始まる。コンクリート遊歩道です。あれほど批判があった巾着田都市公園化と川の人工化を、最も高麗川らしい自然が残る下流に拡大するつもりらしい。趣旨も定まらない事業計画によるコンクリート遊歩道で、何が何でも市民を河川敷に誘導して坂戸まで連れていきたいらしい。何を考えているんだか、嘆かわしい、としか言えません。次は遊歩道沿いに曼珠沙華、とくるのかもしれない。