一般質問 企画財政部関係について

1.第3次行政改革大綱について
 昨年来の一般質問で、第3次の行政改革大綱の推進体制を整えるよう質問を繰り返し行ってきました。この5月に行政改革のための事業評価・評価調書(評価記入シート)の見本が提出され、それに基づいた行政評価書の作成プランの計画ができました。行政評価書と4つの個別改革事項がそろって、ようやく行政改革大綱の道具とスケジュールの全体像が明確になったといえます。この質問を作成した後に、企画財政部から行政改革大綱の中心である行政評価書の案が出てきて、その意味ではタイミングがよかったと言えます。ここからが本番であるが、今回は、いくつかの確認の質問です。

(1)行政評価の内容について
 事業評価・評価調書(評価記入シート)は予算、決算との関連を簡潔に示して分かり易い図になっており、よくできていると思います。総合計画の推進と将来の資源配分の適正化を図る行政評価書はどのような構成となるのか。今後のスケジュールは。
                                   
(2)個別改革事項実行計画(アクションプラン)の内容について
 行政評価の推進と4本の個別改革が同時に走ることになるが体制は大丈夫なのか。特に施設の老朽化対策のファシリティマネジメントについては、公有資産台帳はデジタル化の整備が済んでおり、取組みの前倒しが必要ではないか。

(3)どのようにして市民の意見を取り入れていくのか。
 行政改革大綱についての市民コメントは、本来は体制が整ったこの時点で行うべきであったが、今後、多方面にわたる改革について、どのように市民の意見を取り入れていくのか。専門委員会の設置、個別改革事項については、いずれも市民サービスの根幹に関わることなので、市民意見と専門の外部評価が必要であるがどうか。また十分な報告と説明及びPRが重要と考えるがどうか。

(4)財源確保と歳出削減の具体的目標について
 行政改革大綱は予算と資源の配分の組み換えを行って市民サービスの充実を図るもの。行政評価は毎年の事業評価を通じて予算に数字的に反映する。個別改革も事業と資産の再評価を行って予算に数字的に反映していくべきもの。財政に反映する数値目標があるべきだが、行政改革大綱の財源と歳出への反映をどう見積もっているか。

《再質問》
 ① ようやく準備が整った行政評価の意義は何か、改めてここで伺いたい。というのは、行政評価は自己評価であり、甘くなることは必至です。行政評価が予算編成に反映して、無駄を排しお金と資源が将来の市民ニーズに向かうよう、本来の目的を発揮するためには、行革の精神をリーダーシップで所内に浸透させることが必要だが、いかがか。
 ② HPで第二次行政改革大綱が掲載されていない。なぜか。前の計画の反省と検討に基づく第三次なのに、その根拠を市民に示さなくてどうするのか。鈍感ではないか。他の分野でもそうだが、施策の履歴を消してしまうことが多い。情報公開と説明責任からして問題ではないか。