墨絵の日

 暖かい日が続いた後、一転して冷たい雨です。お昼近くに、近くの友人が“三ツ星レストラン”に行ってお昼を食べようとお誘いです。
 これはグッドタイミング。しばらく三ツ星レストランに行っていません。経営者が変わったようです。料理人もスタッフも変わっていました。外食レストランは建物から中身まで変わるのは日常茶飯事、驚きませんが、問題は美味しくなったかどうかです。
 このレストランは食事もおいしかったが、すばらしい眺望のよさが満足感を高めてくれます。山並みを眺めてのこんないい眺望の中で食事ができる所は、箱根か軽井沢まで行かなければありません。以前は、なみなみと注いでくれる有機コーヒーが、私の大のお気に入りでした。
 さて今日は何を食べようか。好物のカキフライがメニューにあったので、友人も私もそれにしました。料理が来た時携帯が鳴りました。めんどうな、いや単純な話なのですが、長々と話し終えた時には、友人は食べ終えていました。
 近々開催を企画しているイベントの後援で、市と教育委員会の後援が取り消されたとのこと。経過を振り返ってみると、これは取り消されても仕方がない。申請時の内容表現と実際出来たポスター、チラシの表現(タイトルと宣伝文)が異なっていたとなれば、認可時の判断の根拠が崩れます。手続き上からして、取り消しの根拠となります。
 時間が無い中で走りながら進めていると、途中で訂正を入れることがよくあります。役所に出した文書との整合を忘れてしまったわけですが、ボランティアといえども、これは注意しなければと思いました。
 カキフライです。少し冷めてしまったけれども、美味しかった。“三ツ星”はそのままでいい。今日の眺望はまた格別です。めったにある景色ではない、水墨画の世界です。

レストランから日和田山を望む。全て世のちり芥が隠されて、暫しの清浄の景色。この氷雨の後の日差しで今年もまたくる春の緑の移ろい。楽しみです。



老人に住みやすい街。いい景色が癒しと元気のもとになります。



雨に煙る横手台住宅地。

 友人との話は、もっぱら景観に関すること。観光を標榜するなら、また市民の住みやすさを本当に理解するなら、景観に対する認識を新たにして、市民と話しあいながらすすめればいいのに、といういつもの話です。そうすればどれだけ良くなるかと思うのですが、進める側にそういう考えは見えてこないなぁ、とこれまた、いつもの結論です。
 “三ツ星レストラン”とは武蔵台病院4階のレストランのことです。