一般質問締め切り前

任期最後の一般質問の締め切りが明日。大体の問題設定は終えているのだが、流れの調整に手間取りました。
任期中に全15回、一般質問を行った。とにかくゼロから課題を探索し、最後はエイヤッの勘と度胸でやってきた感があります。
今回も、1月、2月に4回のセミナーや講演会に出かけて頭の整理をしてきました。既に馴染んでいる問題は深堀りをし、新しい問題は大まかな見取り図を描こうというわけですが、情報過多になって反って混乱してしまうこともあります。子ども、子育て支援新法関係は正にそういう例で、消化不良状態のまま来て、ようやく最近分かってきたと言える程。
地方創生関係も国をあげての大規模計画で、まずは見取り図を理解しなければなりません。これも複雑・怪奇そうで、複線の上に何層もの仕組みが重なっているようです。最近の国の制度改革は、従来の省庁に内閣府や官房が加わり、2層、3層構成になっていることも多いので、徒手空拳での取組には理解のエネルギーがますます必用になってきました。流れと関係性を解明するのは簡単ではない、と講師も言うくらいです。
市の担当部課は、国や県からの命令やら指示やら説明やら、時系列でどんどん入ってきて、それを各専門別に見逃さず丹念に追いかけながらやっているはずです。行政の中での検討やら立案の過程を公表してくれれば我々も助かるのだが、公的なプロセスにまで入ってきても、なかなか情報の開示と説明をしてくれない。同時進行での開示をした方が結果的に成果も高くなると思うのだが、余計なことを言われたくない、という気分が働くせいか、私の見るところ極めて後ろ向きのケースも多い。
こんな状態だから、当方も、内堀と外堀を行きつ戻りつ攻めながら、つまり中心情報と周辺情報を交互に点検しながらどこが核心部分なのかを仕分けしていく。そういうことを時間を消費しながらやっているうちに、この辺だろうとアタリをつけていきます。ムダも重ねていると、関係者と話したときの言葉の断片が、しかるべき所におさまって理解に結びつくということもあります。
今回の一般質問の項目の一つに選んだ地方創生もこんな調子でした。あらゆる意味で総合力が問われるこの計画、参加しなければ始まりませんが、参加の手法や方法論の段階から地域のモチベーションが問われます。国が示すメニューも多彩に用意されており、コンサル費用も見込まれている中、市の将来イメージを基に何を対象とするのか、自前で考える計画が求められる。