同窓会とレストランの窓辺で

サイボクの温泉施設内のレストランで高校同窓会。夕方時に、子どもを連れての家族連れで大賑わいです。
サイボク社長の温泉の効能についてのレクチャーで、改めて炭酸泉の効能を認識しました。先輩の一人は、月に何回か、農作業の後温泉に入りにくることが無上の喜びと言われる。自分も、と思いが募ります。今日も豚肉をメインとした料理を満喫です。

レストランからの風景は何の変哲もない田舎の風景ですが、都会からの客には、この“人気(ひとけ)のある”里の景色が何よりもいいのです。山地に入る少し手前の地理・地形は首都圏では日高市に特有のもので、この景観は、山地を主体とするエコツーリズムよりもかなりの好感度を持たれるのではないかと思います。
こういうことは地元で育った人にはなかなか理解しがたいところです。しかし、中には表だって発言はしないが、自然環境面から、人が活きていく環境面から、明確な保全意識を持たれる方が、よーく話してみると結構、存在することが分かります。
この平地林と川と田んぼと畑の織り成す景観は、一度こわしてしまったら復活不可能な自然遺産で、首都圏40キロ内にあることも貴重・有利条件です。生活についての市民意識のバックグラウンドとして、里地・里山環境への好感度と支持も絶大であり、まちづくりの根幹に据えることが必用です。好条件を活かし、温泉をはじめ道路や景観、食等の異なる要素ミックスのまちづくりは、観光を標榜せずとも必用だと最近つとに思います。首都圏でこそ輝きが増す“里山資本主義”の素材を破壊することは避けるべきです。