サイボクと市の提携

サイボクで商工会賀詞交歓会が開かれたことを書きました。
サイボクについて、もう一つ私の頭にあったことを書きます。1月6日の記事で国民健康保険の赤字について、昨年9月に一般質問を行ったことを書きました。その中でサイボクを念頭に置いていた箇所がありました。以下です。

「(5)健保財政の赤字解消のために具体的効果を目指すラジオ体操を含む健康づくり事業ミックスとインセンティブの必要性について。
○前半で質問してきたように、地方自治体は国保の赤字に苦しんでいる。歳出の削減、健康を維持し医療費を少なくするための健康作り事業を工夫しているが、即効性はない。
○市も26年度予算約1100万円(健康相談含む)を投じて事業を行うが、単発事業の継続だ。市の健康資源(例えば地場野菜・米、安全食品温泉など)との連携やインセンティブとして組み込んだ事業ミックス(体操、歩く、走る、泳ぐ等々)の必要性についてどう考えるか。改善の兆しを掴んだ自治体事例も出始めている。」

この中に「温泉」という言葉がありますが、当然のことながら「サイボク」の温泉です。この質問の後、しばらくして、市がサイボクと提携して、市民の温泉入湯を補助する制度が発足し、優待パスが発行されるとなりました。
これは喜ばしいことですが、質問でも強調したように、縦割りの単独発想ではなく、事業ミックスの中に位置付けるべきだと思う。1300年祭のラジオ体操企画もそうですが、実際の仕事では、市各部は縦割りを脱するところには到底行っていません。
○温泉に行くために、車以外での方法、バス等の公共交通、歩道、自然歩道、市道生活道路、自転車道等の整備
○市の各種産品と結びつけたインセンティブ⇒市内外への適用
○入湯数の増加(入湯税の増加)と健康アップ(医療費の低減)
等々、いろいろなミックスが考えられます。縦割りを排する考えは、社会資本整備総合交付金や今回の地方創生戦略及び公共施設総合管理計画等のなど、アイディアをひねり出すにはもう縦割りでは立ち行かないと思います。
基本的事業の計画化の上に、このような応用事業計画化と実行能力を常に磨いている市町村が、有利な制度・仕組みや交付金に即応していいとこ取りをできるのではないか。そんなことを漠然と思います。