サイボクで商工会賀詞交歓会

商工会の賀詞交歓会がサイボクレストランで行われました。
広い会場でのゆったりした雰囲気の会場で非常に良かったです。例年より出席者も多かったようです。例年だと商工会館の2階ホールなので、狭い上に大勢の人が木造会場の2階に入って大丈夫かな、という心配も無くはありませんでした。今年はその点、全く心配なくふさわしい気分での賀詞交歓会でした。
常々思っているのですが、日高市にはこういう大勢が集える会場がありません。やはり立食形式で行える会場があれば、と思うのですが、観光を強調してもホテルは一つもありません。地元飲食商売の保護もあるのかもしれません。サイボクも宴会場ではないレストランなので常に可能ではないでしょう。必要性はあります。
それはともかく、立食の食事の中心は当然のことながら豚肉とその加工品です。やはり、旨い! 本当に、文句なくうまい! 旨さが身体の力になる感覚があります。肉を食することの健康への貢献をじわりと認識します。
国際的評価、定評の価値が分かります。生産面では、よい子豚を供給する業者として、サイボクの名前は、畜産関係者で全国津々浦々知らない人はいません。子豚の供給から精肉及び最終製品のメーカーとして高い知名度です。それは先代の時代から一貫して追求してきた方向、つまり今で言う6次産業化で、時代を先取りしていました。私の所属する日本自然農業協会の創始者である趙漢珪氏も早くからこの方向に注目し、農産物の価値を自ら創る農民自立であるとして、韓国からの農業視察団の必須見学先に挙げていました。
こういう流れの中での温泉開業でしたが、好事魔多し、順風満帆の油断もあったのでしょう。目に見えない基本的インフラの問題で廃業に至ることになったことは周知の経過です。しかし再開の声多く、昨年、再開業。良かった! 私は開業日の開業時間に駆けつけ、他地域にはあまりない炭酸泉の素晴らしさを楽しみました。
開業日に玄関先で、お客を1人1人迎える社長の喜びの笑顔が印象的でした。賀詞交歓会での社長の挨拶に、改めて企業としての創業の理念を確かめつつ再開を事業の一環として位置づけることの喜びと決意が感じられました。一層の発展を期待する気持ちでいっぱいです。
さて、森会長は挨拶で、デフレ脱却が言われる中で厳しい中小企業環境に触れ、政権の中小企業対策に期待し、会員サービスを強化する会組織の充実を強調していました。注目すべきは、若手経営塾ネクストです。商工会の経営教育資源による経営ノウハウを学ぶことで後継者が育つことを目的としています。
私も注目する若手経営者も学んでおり、会場のサイボクの発展のように、旺盛な自立精神を養いながら発展してほしいと思いました。そして企業家精神の発揮で各企業が発展し、さらに「事業者としての市民」をしっかり認識して地域の発展に貢献していただきたいと強く思いました。
高麗郡建郡1300年記念事業委員会と商工会が共同で制作した高麗郡建郡1300年を記念するバッジが市に寄贈され、参加者にも配布されました。