山口県知事選挙

 

 山口県知事選は飯田氏が惜しくも次点。事前の予測では追い上げて互角という見立ても出ていた。飯田氏が当選すれば、自民党の領袖・派閥の力関係と党内事情がガラリと変わり、政治全体の構造変化も起こるとされていただけに残念。私は大阪の橋本氏よりもよほど深いところに楔が入ると期待していました。
 保守の牙城と言われる山口県でのあの成果は驚くべきことです。敗因としてはいろいろ言われているが、2つのことが記憶に残りました。「なるほど」というか「やはり」というか、納得の分析です。
 一つは、選挙の常識として出馬表明の時期が遅かったということ。これは必ず言われることですが、その通りだと思います。都市部だとあまり影響ないようですが、田舎だと相当響くと言われる。
 二つは、ほとんどの世代において飯田氏がリードしていたというデータが出ていますが、唯一高齢者世代で後れをとっていたことが明らかだということ。その差はかなりのものでした。
 これは保守が強い所に共通の特徴です。日高市の岩盤構造も同じこと。日高市の10年後はどうなっているか。人口も現在以上に増えず人材も現れないままだろうか。