決算特別委員会の実施事前打ち合わせ



 議会閉会後、メンバーが決まった決算特別委員会の初会議。事務局による委員会の段取りと提出される資料について説明がありました。
 基本的には昨年と同じですが、「主要な施策の成果説明書」の書式が変わることが大きな変更点です。どう変わるのかについての前に、決算審査にあたって執行部から議会に提出される資料の一覧を見てみます。
 膨大な量の参照資料です。
 今までも何回かブログに書き市政報告にも書きましたが、決算審議は12月議会でもいいのですが、それでは審査結果の検討は10月からの次年度予算編成に間に合いません。出来るだけ早く決算書類を調整して9月の決算特別委員会に間に合わせることが、執行部の財務部門をはじめとする担当の努力と力の見せどころ。日高市はこの面では全てクリアしています。
 これだけの資料を揃えて貰ったら、議員はしっかり事前の調査と読み込みを行って実りある審査をするしかない。とまぁ、こう素直に思うのですが、決算審査の仕組みには、これも今まで指摘してきたことですが、いろいろ問題があります。この資料を手にするのは8月中旬、その時になってまた問題点を考えてみます。
 「主要な施策の成果説明書」が変わるのは、行政改革大綱との関連です。
 私がずっと問題点として指摘してきた行政改革大綱の中心としての事務事業の成果・評価調書が出来、その作業が進行中です。その内容のくくり方と成果報告書を連動させた結果、大幅に書式参照の利便性が改良されるはずです。
 まだ改良版の実物を見ていないので確言はできないが、a.構成が「款・項・目」から「部署別順」、b.決算書該当ページの記載、この2つだけでも大幅な改良です。大体、議員が主に見るのは、この主要な施策の成果説明書です。該当ページを巡って、あちこちのページをめくるという、むなしい時間の経過はなくなるでしょう。
 「委員会における留意事項」は、当然のことでもあるが、留意が主意となっては問題のこともある。「決算審査に関係のない」ことかどうかについて、制約を課さない議論が望ましいと思う。