全員協議会、行政改革大綱

 市長の依頼による恒例の全員協議会の開催。執行部の報告事項は下記の件について行われました。
岩手県からの木くず受け入れについて
・行政評価書及び主要な施策の成果説明書について
巾着田河原の保全に関する要綱について
岩手県からの木くず受け入れについて》
 木くず受け入れについては、現在までの経緯の説明があり、それを踏まえて5月28日知事から「安全性が確認され、住民の皆様に概ねご理解をいただいたことから受入れを了承願いたい」との依頼があったので、日高市としても受け入れを記者会見して表明したい、という報告です。
 別紙として、谷ケ崎市長あて上田知事からの依頼書がありました。また全員協議会の後すぐ近隣8区のごみ処理地域連絡協議会にその旨通知する予定であるとのこと。その際の文書はどうなのか、という質問が議員より出され、その場で通知文書が配布されました。
 これで日高市の決断が最終的に行われ、全国に発信されることになりました。4月28日の実証試験説明会がフリー公開ではなかったものの、安全確認の必要な手続きの下で進められたことになります。
《行政評価書及び主要な施策の成果説明書について》

 ようやく出ました。事業評価の記入シート。この設計の考え方と作成については前回と前々回の一般質問で繰り返し質問してきました。3つの個別改革についての大まかな実施計画は4月に発表されたので、一応これで、行政改革大綱の道具立ては揃ったことになります。
 本当はこの状況で、市民コメントが行われるべきでした。しかし作成が間に合わなかったのかもしれません。個々の内容については、今後市民意見を聞くプロセスが組み込まれると思います。
 この事務事業評価は大変な作業だと思いますが、この成果が事業の実際の再編・統合に繋がって実質的な成果になるかが問われます。質問でこの点を確認しておきました。
巾着田河原の保全に関する要綱について》

 この要綱の目的は「景観の保全を図るとともに、訪れる人々が自然に親しみ、子どもたちが遊びながら自然環境を学ぶことができる水辺環境を守りつつ、河原を有効利用していくため、河原の利用に関するルールをつくり、利用客に対して協力を依頼していく」とあります。
 具体的には、直火をしないこと、調理器具を川で洗わないこと、花火等大音声の出ることをしないこと、河原に自動車を乗り入れないこと(4〜10月)等6つの指針です。
 河川法では河原は自由使用が建前なので、その兼ね合いから要綱としたとのこと。カワセミ保護区との重なりがあるとのことなので、なぜその範囲を示さないのかと質問しました。
 昨年の一般質問で、護岸工事を開始する際、条例に定められた土地に関する工事を関係部署が確認をせず立会いもしないで県が進めました。議会の議決を経た市民の意思としての条例を認識しないことの過失を質したのですが、そのことの意味を再確認してほしいものです。