福祉ネット総会

 こま武蔵台福祉のまちづくり連絡会、こま武蔵台福祉ネット総会。
 高齢者を支えるボランティア団体としていろいろな経験と知恵を積み上げてきていますが、さらに新しい試みも取り入れて活動領域は広がってきています。しかし、慢性的な財政と人手不足は変わらないという事が、総会に出席してみると分かります。
 配食サービス、乳幼児親子のためのぴよぴよ広場、イベントと出店とフリーマーケットですっかり定着したふくしねっと市場、小学校の空き教室利用の地域交流広場などの従来からの事業に、社協を通じての県の支援による地域お助け隊と初めての居場所としての二丁目サロンの二つがが主力事業として加わりました。
 総会資料によると、地域お助け隊は「サービス提供493.5時間で予想を上回る結果でした。地域におけるお助け隊としての認知の礎が築かれたのではないか」と、また二丁目サロンは「多くの人がお茶を飲みに来て延べ3000人以上が利用、健康麻雀、囲碁・将棋、手作り教室、余裕野菜の販売等好評」と上手くいく気配です。
 県のお助け隊支援事業は「地域支えあいの仕組み」事業といい、埼玉県では社会福祉協議会14か所、商工会・商店街13か所、NPO自治会等5か所で実施されています。日高市では日高団地自治会と商工会。2年目以降の地域で1件あたり100万円の補助金が出る。日高市では3カ所だから1カ所約30万円台です。これも3年間の限定で、以降は自前となります。
 人材面では担う人が限られているので、何かイレギュラーなことが発生すると対応が難しくなることもあるようです。社協の担当者が話していましたが、ボランティアをしての喜びを実感し話し合うことが大事であることを強調していました。この点は重要だな、と思いました。多くの参加するメンバーで“やわらかい組織、仕組み”を作ることが課題と思います。
 総会を終えてのケーキとお茶。会議の固さがほぐれてのおしゃべりの時間が貴重です。私は、国際興業バスの撤退問題に関して最近の情報を話しました。