議会改革

 議会改革委員会は立ち上がって議論をはじめたものの、市長逝去、選挙、補選と続き、腰を落ち着けて進める状況にはなっていません。選挙や人事のことがあると、こちらのことは忘れられてしまう可能性があります。
 前回委員会が4月12日、先例集見直し案の集約資料に基づいて検討を開始しました。
 出だしのテーマが選挙。先例集の見出しは「議長及び副議長の選挙」です。
 議論すべきことが多い項目です。議長の任期、所信表明、投票等バラバラに議論していては収拾がつかない、また要綱を別途作成すべきという我々の意見もあり、その案を作成しそれで全体的に検討しよう、ということになりました。
 もう一つの選挙の対象、一部事務組合の議員。これはなかなか分かりにくいところです。先例集はこうなっています。「一部事務組合の議会の議員は、代表者会議で割り振り、内定する例である。ただし、初当選議員については、初めの2年間は選出しない例である」
 この「2年間は選出しない」を巡って、これまでの経験も踏まえて、各自いろいろな解釈を披露したのだが、結局、これも決着がつかず、制限条件をつけない文言を作成して検討、ということになった。
 これを受けて、22日の次回委員会に向けて資料作成を10日までに行って臨時議会当日に事前の配布を行うことになりました。しかし資料は作ったが、結局、中止となり、次回は7月10日となりました。
・先日書いたように決まったことは公表していかなければならない。
・この辺で、全体のイメージと設計を議論しないと、何を目標としているのか分からなくなる恐れがある。
 この2点を検討することを提案します。
 議会改革は、全員が理解と行動の足並みそろえていかなければならないことです。しかし、進めなければ議員としての責任を果たせないという危機感と改革への情熱なき遅滞であれば、それは厳しい断罪となってわが身に振りかかってくるはずです。
 いま議会改革で最も話題となっている本です。会津若松市議会が編集した300ページの本。平成20年6月に可決した議会基本条例について、1年間にわたる議論の経過を記録したものです。よく、まぁ、これだけの議論を短期間に行いまとめたものだと感心しました。やらなきゃならない、という熱意がなければ出来ないでしょう。