なぜHPに載らないのか、議会改革

峰村氏から議会改革の成果が、市のHPの議会のページに何も載っていないではないかと、というご意見をコメントでいただきました。
 峰村氏はこう指摘しています。
 『私は毎日、日高市ホームページを眺め市議会の項目の中に、この種の会合が開催される事の事実を一度も登載された事がないことを不審に思っている。やはりこれは、自分達だけの自己満足なのか? あるいは市民に「由らしむべし、知らしむべからず」の思想が底流に有るのだろうか等の邪推をしてしまう。また、市民にこの会合の件を周知しても全く無関心である事が、悟られ無視されているのであろうか等と受け止めたりしている』
 何も出ていないのだからこの疑問は無理もない、と言わざるを得ません。私としては、本当は早く掲載したいのですが、掲載までの段取りが決まっており、その通りになかなか進みません。
 第4回の委員会の了承された議事録によると、議会改革委員会で決定した事項を全員協議会で諮りそれから文章を決定して掲載する、となっています。これは全員協議会という公式の会議での決定というお墨付きを与えて発表する、ということです。HPへの掲載は議題としては毎回あがっており、後は、議長と委員長が相談しながら全員協議会での決定のもっていけばいいわけです。それが進まないのはいくつかの理由があります。
 一つは、事務体制のこと。
 二つは、どれだけ熱意をもって進められるかという事。
 事務的な体制は、この委員会が常任委員会、特別委員会等の公式のものではないので、事務局のサポートは原則として受けられず、最低限のことしかやってもらえないということ。本来は、記録も議員への周知も連絡も広報も自分たちでやらなければならない。
 資料や書類の配布等での最低限のサポートは受けているが、文章の起案から自分たちで行う必要があります。この所の腰が定まらないとうまく進まないのです。他の自治体で議会改革に漕ぎつけた議会は、取りも直さず、全員が事務体制の整備を他人事としないで協力し合った、ということです。
 HP掲載もそうですが、今後、議論が積み重なってくると、いかにキチンと整理しテーマの発展につなげられるかが議会改革の進展を左右します。
 最終成果をどうイメージし、そこにいかに議論を道筋つけて集約し、具体的な文書として固定化していけるかどうかです。一般会社のプロジェクト企画と同じです。PTリーダー(委員長)と社長(議長)の切り回しにかかっている。議会の場合は全員了解のもとでの進行となるから、じりじりとカメの歩みか牛歩かしれないが、そうならざるを得ないです。
 こう書くと言い訳のようになりますが、これが実態です。進めているように見せて中身は変わらないか、先例集のような過去からの馴染みの世界から離れられないか、それは、議論が本番になる今後の進め方にかかっています。
 議会基本条例が私の最終イメージなのですが、それが委員会の総意となるかどうかわかりません。そこまでは必要ない、先例集の見直しでいい、傍聴規定、倫理規定等パーツの見直しでいいんだ、ということにんるかどうか。
 議会の機能に基づいた実質を伴ったものになるかどうか。それは市民の方の関心と意見であることは確かです。