簡単な総括

 第1回の編集委員会です。今回の議会の結果は、8月1日発行の「議会だより」に掲載されるので、早速、そのための会議です。
 会議に先立って各自、一般質問の原稿をまとめ、提出しておきます。原稿スペースは13字×60行。こんな短いスペースで質問の趣旨が果たして伝わるだろうか。
 原稿を書くために正確な記録を見ておきたいところですが、事務局の方針で録音されたテープを聞くことはできません。僅かなメモと記憶で思い出さなければならないので苦労しました。
 「議会だより」は「広報ひだか」といっしょに全戸配布されますが、簡易な活字媒体はどこまで必要とされているのだろうか。傍聴、議事録、「議会だより」が市民に議会情報を伝える手段です。いろいろな手段があるようで、どれも議会の全体像を伝えるには十分とは言えません。
 まずはケーブルテレビの中継です。テレビ放映が一番強力な情報になりますが、そこに議会の仕組みを伝える解説のようなものがあればヨリ理解が進むと思います。
 市民に開かれた議会とするためには多くの検討すべきテーマがありますが、一気には無理でしょうから一つずつ積み重ねていきたい。
 22日の議会終了後の代表者会議で、「議会改革検証委員会」の再設置について発言しました。次期定例会中に提案し、その積み重ねの作業を開始できれば、と考えています。


 これで今議会の仕事が終了しました。正直言って疲れました。しかし、たくさんのことを学びました。反省も込めていくつか挙げてみます。

1 議会の流れについて大体理解できたこと。やはり本や資料で読んだ知識では不十分、時間の流れと法律と人間の関係性の中で動いていく実際の議会の構造、仕組みが分かりました。もちろん、その流れ、仕組みには古いしきたりや考え方が入っています。それを改革していくにはまずは現実をしっかりと把握する必要があります。

2 議会改革の必要性を痛感しました。これも本や資料の知識ではなく、当事者として実感できたわけですから、今後は、議会改革検証委員会なり議会として組織的に対応するような形をつくっていきたい。本会議、常任委員会、全員協議会、議会運営委員会、代表者会議での議論の流れは、市民には理解できないだろうと思います。また、執行部が何を提案し、議会はそれをどう審議し議決したのか、市長は議会の声にどう反応したのか――執行部に対する監視・評価について議会全体の姿勢が見えません。そのためには、市民に議会を開くこと、これに尽きます。本会議のTVあるいはネット中継、傍聴者への資料配布等、すぐにでも実現できることはあります。

3 今議会では、初めての一般質問の準備に時間と精力を相当使いました。先例と自分のやり方の接点を探りながら今後の方向を見出そうと試行錯誤したという所です。一応、自分なりの結論を得たので次回定例会から実施するつもりです。まず材料をできるだけ豊富に仕入れること。それをどう1回目と再質問に振り分けていくか、が重要だと思いました。その上で執行部と行うヒアリングはある程度必要です。問題はどこまでやるのか。再質問まで一字一句なのか、第1回目の質問まで1字1句なのか、それとも別の形か――今回の一般質問で学んだことを経験にして、市民が聞いていて納得ができるしかも分かりやすい方法を追究していきます。

4 今議会でも4回ほど、投票と採決という意志を明らかにする機会がありました。これを通じて、大体の意志表示パターンが分かりました。分かったからどうこう、というわけではありませんが、4回の結果をみると、今までとは違う意味があるように思います。あくまでも政策での判断が前提となりますが、今後の議会での行動の参考になりました。