本会議議案審議

 10日は、提出された4本の議案審議の日です。
 議案第33号 日高市教育委員会委員の任命について
 議案第30号 平成22年度日高市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について
 議案第31号 平成23年日高市下水道事業会計補正予算(第1号)
 議案第32号 市道の路線の認定について
 
・この議案は議会開会に先立ち議員に送付されてきました。
・6月1日に第30〜33号の提案説明が行われました。
・8日は質疑の締切り。議案についての質疑がある場合、事前に議会事務局に提出し、質疑が議案の範囲内のもので あるかチェックを受けます。
・10日 議案第33号の教育委員の質疑・討論・採決――人事案件は委員会付託を省略しての本会議採決です。
    議案第30号〜第32号の全体的質疑が行われ、その後、委員会付託になります。
・13、14日に、総務福祉常任委員会と文教経済常任委員会において、配分された各議案の審議が行われます。
・最終日の22日に、各議案について委員長報告があり、それに対して質疑・討論の上採決が行われます。

 執行部提出の議案は、人事案件以外はこの流れで処理されていきます。
 今日10日は、人事案件である教育委員の任命の採決と、他の議案についての審議です。提出された質疑は2件ありいずれも人事案件に関するものでした。いずれも、執行部が提案した「地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項により」という提案理由より詳しい、人物、識見などの任命理由を求めるものでした。
 答弁は「地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項により」を多少、敷衍する理由で、結果は全員賛成でした。
 残りの3件の議案は質疑なしで委員会付託となり、各委員会で審議されます。
 議案の質疑でよくよく言われることは、議案の提案理由の範囲内のことであるかどうか、です。
 例えば、議案第31号 平成23年日高市下水道事業会計補正予算。これは予算・支出の増額に関する議案で、内容は武蔵台・横手台の公共下水化のために、両地域住民の積み立てである大修理充当金5000万円を下水道事業会計に提供したことによる補正です。
 したがって、質疑はこの5000万繰り入れに関することのみとなります。この辺を逸脱することになると、議会事務局から「これでは世の中回りません」と言われ、「分かってないなー」という感じの厳しい指摘を受けます。本会議での暫時休憩も、このことに関しての指摘によるものが多いようです。私も下水道事業会計全体に関することを書いたら指摘を受けました。全体的なこと、あるいは今回の補正以外のことは、一般質問でやるべし、ということになります。
 この辺の事は、議員をすることに慣れてくると当たり前になってくるのでしょうが、一般にはその辺の事情は分かりにくい所です。