水質検査

 午前中は、荒川流域ネットワークの水質検査。
 日高市では高麗川と小畦川の2水系の水を採取し、それを持ち帰って南公民館で検査をします。この水質検査は毎年6月の第1週に、流域33団体が一斉に検査を行い、そのデータを地図上に落としていきます。95年に第1回の検査が行われました。私も草創期の頃は毎回参加しました。
 荒川流域以外にも、利根川多摩川富士川で行われており、この検査データは、より広域の関東水質マップに集約されます。こちらは第5回目です。


 関東水質マップと荒川流域一斉水質調査マップ2010



 COD検査キット。試薬の入ったチューブに水を吸入させ、変化した色の濃度を印刷された標準値と対比させて水質の値を求めます。

 COD(化学的酸素消費量)とEC(電気伝導率)の検査を行います。COD検査は、水の中の有機物が酸化するのに必要な試薬の量を酸素量に換算して表す、水質の最も一般的な指標です。
 ECは、伝導率のことでハンディな小型の装置で計測します。水の中の無機イオンの総量を示す値で、無機イオンが多い水は汚れています。
 日高市では、図書館前の四反田掘が毎年COD8以上の数値を示し、水質悪化を示しています。確かに、このポイントの採取水は臭いもどぶ臭が強く、生活排水がかなり流れ込んでいることが分かります。ECも41以上で汚れを裏付けています。四反田掘には武蔵台のコミプラの処理水が排出されているが、この水質悪化は生活排水によるもののようです。
 この調査によって水質の経年変化と地域での実状が分かります。市の調査と併せて、日高市の生活排水処理計画にどう役立っているのか、調査してみようと思いました。


 午後は久しぶりに「三団地の住環境を良くする会」のスタッフ会議に出席。最近の状況を聞きました。横手台と永田台合同の「小学校予定地活用企画委員会」で具体的な用途についての話が進んでいるようです。
 基本的な問題認識は変わっていないと思いました。