あおーら総会

 5月28日、飯能市役所近くの飯能市総合福祉センターで1時30分から行われた「特定非営利活動法人あおーら第5回総会」に出席しました。
 「あおーら」は平成18年に設立されたNPO法人で、主として飯能市日高市の精神的な病に悩む人と家族を支援する組織です。
 設立の定款には、「精神障害者を主たる対象として、障害者に対する生活支援、自立支援、社会参加や就業の支援、創造的活動や地域活動の支援等の事業を行い、相談事業、精神障害などについてのセミナー、当事者会・家族会支援および市民の理解を深めるための講演会などを行い、地域の障害者福祉に寄与することを目的とする」とあります。
 来賓として、沢辺飯能市長、勝村日高市副市長、狭山保健所長、飯能市議会議長、日高市議が出席していました。
 沢辺市長は、平成13年に市長に就任した時は小さかったが、その後発展し平成22年には厚労省の受託事業で30人が就労し、さらにまるひろ7階の市民活動センターの清掃業務の委託や3階での喫茶店事業を通した支援を行い、障害者福祉計画も見直すので一層の発展を、とあいさつをしました。
 日高市の勝村副市長は、日高市では平成21(2009)〜平成23(2011)年度の第2期障がい福祉計画に続き第3期を策定中で、出来る限りの支援を行うと述べました。
 会場の3階大会議室は大勢の方が参加していました。非常に分かりやすく整理された総会議案書とスタッフの動き方を見ていると、組織がしっかりとしていることを感じます。


 また、図にあるような、いろいろな通所施設が、有機的・統一的に法人本部のバックアップで運営され、各所に有意な人材が活躍していることを強く感じました。
 日高市は知的障がい福祉分野では実効ある施策面で遅れており、施設も家族とボランティアで運営する「すみれサロン」だけで、市の支援もありませんでした。「すみれサロン」は日高市での自立訓練事業を発展させるため、今年度、施設を増築し利用者の利便を図る計画となっています。
 司会者が、参加者の中で日高市民の方は手をあげることを求めたら4、5人であったようでした。市民も行政にもっと関心を持ち、日高での拠り所を作っていくべきだと思いました。私自身、数年前の直接関わった事件を思い出しながら、あおーらの力強い運営を拝見し、少しでも貢献しようと思いました。