苗が伸びてきたが


 畑に置いた苗箱のモミの芽が伸びてきました。幸い、かろうじて1日一度の水やりをすることができ、枯死という最悪は免れています。
 時間がなかったので、一箱に播く量も目分量でいい加減でやってしまいました。質量のしっかりしたモミを選択する塩水選もやらなかったので、かなり多めの量を播きました。
 結果は、良い具合のうす播きとなりました。有機稲作の進んだやり方の出発点は、モミのうす播きを機械的に再現できるか、ということです。うす播きにしてたくましい苗にして、一本一本田植え機で植えていく――簡単に言えばこういうことです。そうすれば苗は自律的に生命力を発揮していきます。
 私の田植え機で、このうす播きからしっかり一本ずつ掴んで植えていけるのか、また別の心配もあります。もう出たとこ勝負ですが、こういう未知の経験から面白いことが分かることが結構あります。
 このくらいの伸びになったら、田に移して常時、水のある環境にしなければなりません。しかし、その時間が出てきません。そためには、れんげの種がはじけた田の草刈りをし、一部しろをかく必要があります。
 田んぼの作業ができるかどうか……。?となってきました。