代表者会議

 「会派」の代表者が集まる「代表者会議」が10日開催されました。
 今まで議会事務局から、会派について次のような情報の提供や手続きの要請がありました。
・5月6日までに会派の結成の届をおこなうこと。
 これについては、私はもう一人とともに「民主党」として届けました。
・会派と代表者会議については事務局から、4月25日に初めて配布された各種の事務手続きの中に、参考として次の説明記述がありました。

 ――「会派」については日高市議会では独自に定義していませんが、一般的には次のように考えられます。「会派とは、政治的活動を目的として複数の日高市議会議員で構成するグループを言います」
 <代表者会議について>
○議長が必要であると認める時、または会派の代表者からの申し出があるときは、議長名により代表者会議を開催します。
○代表者会議は、議会の人事その他の重要案件について協議します。
○代表者会議の構成員は、各会派代表1名とし、1名会派は議員に関する人事案件の場合のみ出席することができます。――

 当日、6日に提出された申請に基づいて会派別名簿が出来できていました。事務局説明にあったようにグループなので、政党の場合はそのまま政党の名称の会派ですが、保守系と言われる議員は5つに分かれていました。ちなみに、自民党という会派はなく、無所属です。
 集団ですから会派ができるのは当然です。相談ごとは全てこの会派の代表者から始まる、これも常識的でしょうか。全国の市の98%が会派と代表者会議取り入れていますが、仕組みに対する否定的考えは見当たりません。
 地方議会のほとんどが自民党系の保守会派が多数を占めていることから、不都合なことは顕在化しないのかもしれません。各地の議会で出されている議会改革案の中には、いくつか「一人会派も参加」という項目がみられます。
 さて当日、事務局の用意した次第そっちのけで、あり方と手続きの議論から始まりました。
 問題は二つ、①議長が召集すべきなのに事務局長が召集していることの正当性、②一人会派も参加すべき。
 周辺の議論やいままでのいきさつもあって沸騰したのですが、私は、議長が決まっていない段階での事務局長召集の例はないわけではない、今日の所は議題の確認で最終決定は全員協議会で行う、ということを確認してあったので、先例通りでいいから進めてほしい旨言いました。
 もちろん一人会派の参加は当然のことです。また、18人の全員協議会での議題の検討が無理と言うことはない、となれば代表者会議の存続も課題となるかもしれません。また二つある委員会の人選の案もでましたが、委員会システムは、現状の議会の最も問題があるところなので、それも課題です。
 このように現状の議会の欠陥はいもづるのようにみな繋がっているので、改革については、まとめて話さなければなりません。当然、市民からも意見を聞かなければなりません。
 そして、私は、昨年度存在した議会検証委員会についてと、今後の改革を検討する場をどうするか、を議題にあげてほしい旨述べました。
 昨年度の検証委員会は書面での申し送りがあることと、内容については白紙であることが分かりました。
 また田中議員が提案した議員立候補については積極的に賛成しました。初心を表明しての選挙は、日高市議会にとって玄関に入る姿勢が問われることを強調しておきました。しかし、これを阻む官の理屈がありました。これについては、別途また書きます。
 立候補による選挙は行う方向で、改革検証は全体での協議で決めることになりました。