ある晴れた冬の日の小学校用地


 晴れて暖かったので、久しぶりに横手台の小学校用地に寄ってみました。それぞれの季節の風景に趣きがあり素晴らしいが冬の景色もいい。発火事件があって以来、草刈りが行われ、以前と違って草原状となって広々とした感じに気持ちが晴々します。
 
 これは、敷地の奥の方にある池。手前の池と2か所あります。以前は、これほどの水は溜まっていなかったような気がします。

 ここは道路に近い手前の池。真ん中の黒い塊はカエルの卵です。こんなに浅くても卵が死滅しないのは、常に新鮮な水が湧き出ていて凍らないからです。奥の池も同じ、水量は少ないけれども、一年中切れることのない水脈がある証拠です。

 手前の池から見た信号付近の住宅地方向。この小学校用地の中に、二つも水が枯れない池があることは、考えてみると楽しいことです。僅かな水面ながらカエルが来て、季節にはいろいろな水生動物が集まってきます。春には水草としてポピュラーなキクモが繁殖します。

 カエルの卵。両方の池にあります。どんなカエルなのか。図鑑で見ると、似ているのは、アカガエルとツチガエルとトノサマガエルです。田んぼはないからトノサマということはないはず。山間部に多いというヤマアカガエルかもしれません。知っている方がいたら教えてほしいです。

 イノシシのふん。山際の湿地に沢山あります。

 イノシシの運動場。掘り返した跡がたくさんあります。草の下を掘り返し、ミミズを食べます。

 日高市中心部を見る。ここから見ると、日高市とはいえ、隔絶した感があります。道路一本でつながっているだけ。この小学校用地に何らかの公共の足場をつくり、隔絶感を解消し、誰もが納得できる住みやすさが形成されればいいと思う。それが住民主導で行われれば、新しい公共の素晴らしい事例になると思います。
 しかし、アンケートが集約された後も、対立激しくここをめぐる方針が立たないようです。この場所で会議をやれば考え方も変わると思うが、対策を長く放置された後の解決は難しい。