私のマスタープランコメント――その二

○18ページ〜


■「コンパクト」という言葉を使うことについて


 コンパクトなまちづくり、というのは、郊外型大型商業施設による中心市街地の空洞化が行過ぎたのを復活させかつ防ぎ、昔あったような住居と商業と公共の集積による住みやすさを追求しようと言うのが、もともとの発想だと思います。したがって、交通もそのために再編を図ることが求められます。
 案においてこの言葉を使っているのは、このことを自覚的に意識して使って目的としているのか、または単に「拠点集約」を言い換える意味で使っているのか、記述上からははっきりしません。
 というのも、日高市においては、中心市街地はいまだ未形成で、また都市構造上、中心市街地の形成がむずかしかった所に土地の規制緩和による市街化の拡散を行ったという経緯があります。
 中心市街地の形成が発展途上の中で、駅を中心とした優良な市街化の誘導と、何よりも区画整理事業の完成が先決ではないか、と思われます。

・「コンパクト」は誤解を招きやすい表現であり、日高市の現レベルにおいて20年先の姿をイメージしたとしても「優良市街地の創生」が課題だと思われます。

○19ページ
■観光拠点作り「基本テーマ:障ミ‐2 日高市全体を満喫できる観光施設の充実」
(後述の24ページ「ふれあい交流軸」で触れる)