マスタープラン市民コメント提出の考え方

 全員協議会の初公開に出席したことで、マスタープランの進捗の状況が分かりました。
 私がどういう考えで市民コメントを出したか、ここで振り返ってみます。以下は、昨年11月1日に提出した後に、ブログ用に書いたものでアップせずにおいた文章です。

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 11月1日は、マスタープランの市民コメント締切りの日でした。市民会議に参加した総合計画との関連があるので、コメントを出す予定でいました。しかし、マスタープランを実際に子細に読み始めたのが締切り前日でした。時間が差し迫った中で、最初の全体構想の部分を読んで感じたいくつかの点に絞って意見を提出しました。
 120ページにも及ぶ案を読むのは大変ですが、重要なことは、3つあります。


 第一、20年後の日高市のあり方・姿をどのような思想で描いているのか、全体に通低する基本骨格です。その基本をどう市民に分かる言葉で率直に説明しているか、です。
 第二、過去採ってきた政策を正確にトレースしながら、現況をどう把握しそこから日高市の課題をどう構築しているのか、です。
 第三、日高市の20年後を規定する最も重要な要素である土地政策をどういう考え方でとらえているか、です。


 市民生活全般に及ぶ構想案を全部見渡すのはむずかしいので、基本的なところで押さえるのが必要だと思います。全体の考え方は最初の構想部分を読めば大体分かります。その中でも特に重要なのは土地政策とそれに関連する政策です。
 どのような土地の線引きによって日高市の今後の20年の発展のイメージを描き、その各々の中でどれほど計画的・整合性あるまちづくりのプランを描いているか、文章に書かれている内容から政策の意図を読み取るのはなかなか難しいです。
 本当は、書かれた文章や図版から直裁に市長や執行部の考え方が読み取れればいいのですが、往々にして、政策意図は説明が不十分である場合が多い感じがします。また、審議会委員が、その不十分なところを質すべきなのですが、審議録を読む限りそういう気配はありません。