「おやっ」と驚いたマスタープラン市民コメント

 17日に行われた全員協議会に出席したことは別途書きました。初めて公開された協議会です。どんなことが議題になるのか、どういう議論になるのか、一番の関心があるところでした。
 今回の協議会は、執行部(市長をトップとする市役所)が議会に求めての開催です。目的は、市が議会に報告したり、議案について事前に説明したりすることです。報告事項と説明事項は性格が違うことも書きました。
 八件の報告事項のうち、「おやっ」と思うことがありました。
 「マスタープラン(案)市民コメントに関する検討結果について」です。都市計画マスタープランの市民コメントについては、3月上旬に結果を公表し3月中旬に日高市都市計画審議会へ諮問を行い、その答申を受け市長がマスタープランの策定を行う、というものです。
 議員から質問がありましたが、どれも的外れな質問であったような気がします。本当に分かっているのかな、とも思いました。それよりも、マスタープランの最終案が諮問にまで来ていた、ということです。時期的にはそういう時間ですが、そこまで行ってしまっているのか、と驚きました。
 というのも、市民コメントの締切りは昨年の11月1日。締め切ってから以降、コメントに関することは一切言及がなく、HPにも発表されませんでした。いつ発表があるんだろうと、私はHPをいつも見ていました。
 それが2月28にメールで「ご提案のあった内容につきましては、別添のとおり貴重な意見として本プラン策定の参考とさせていただきました」という連絡があり、市長名のお礼の文章と、市民から提出されたコメントの一覧と対応の文書が添付されていました。
http://www.city.hidaka.lg.jp/resources/content/859/20110228-093247.pdf
――《日高市都市計画マスタープラン(案)》市民コメント募集の結果と市民コメントに関する検討結果――
 実に4カ月もの間、どんな市民コメントがあったのか発表せず、連絡してきた時は、もう半月後に都市計画審議会に諮問して終了、というわけです。
 市民コメントの内容一覧ととそれへの対応は、マスタープラン策定委員会にすでに1月に提出されていたようです。それでもコメントを提出した市民には知らされなかったわけで、市長のお礼の言葉の虚しさが響きました。
 日高市の都市計画課はマスタープラン策定市民会議の時から見ていますが、市民を軽んじると言うか適当に扱う態度が多いように見受けられます。