ギアオイルの栓、ふとしたヒントで成功

 予報によると、雨が過ぎれば天気がよくなりそうです。稲刈りに完全出動です。しかし、先日の稲刈りでとうとうギアオイルの仮栓がとれてしまいました。穴の開いたゴム栓にネジを詰めてしのいでいましたが、振動で浮いてどこかに落ちてしまったようです。出動と言ってもこれを修理しないと完全ではありません。
 何か代わりのものをと思ってホームセンターに行って探しました。やらなきゃいけないことがあって時間を気にしながらの2時間、適当なものはなかった。わずかの可能性を感じたものを2品、棒の先端カバーに使うプラスチックとゴムのふたを買いました。帰って当てて見ると、サイズが合わず形状もあきらかに×。
 困った時の師匠の知恵だ。師匠はストーブ小屋で火にあたっていました。現状を話しながら、あーだこうだと工夫を語るも、私が考えたことしか出てこない。ゴム製の棒を納屋から持ってきましたが、もう私も検討済みということでチョン。
 ふと師匠が言いました。
「木でも大丈夫かも……」。
 あっ、そういえばそうだ。そりゃ、そうだ。意見が一致、これで行くことにしました。枝を一本切ってくれば、太さも自由自在、削ればどうにでもなる。グッドアイディア。もう成功の予感です。
 早速、帰って山に入り適当なのを切ってきました。先端を削り差し込んで頭をたたいて押し込みました。成功です。しっかりした栓になり、とる時はペンチで引っこ抜けばいい。