雨によきもの


 また雨です。大きな台風が関東に直進です。前日の夕方田んぼを見に来た時、後のはざがけが倒れていました。どうやら雨の重みで支えていた3本のうちの1本が折れたようです。その修復と、苅ったままにしてあった稲を整理して棒に掛けなければと雨の中の出陣です。もし台風が来れば全部倒壊かもしれない。大雨が降ればこの辺も川が増水し、一面の水になってしまいます。そうなれば稲も流されてしまうでしょう。速度の遅い雨台風でそんな状態も予想されます。

 雨の中の作業は嫌ではないのですが、カッパを着た時、頭にかぶる風防が顔にまとわりついたり、メガネが曇り雨のしずくが中に入ってくるのが、何とも気分悪いものでした。ところが、ある人がいいものを贈ってくれました。
 沖縄産の菅笠。材料がスゲではなく、芭蕉かバナナの葉か分かりませんが、そういう植物の葉で出来ていて、水切りがとてもいい。風を直接顔に受け心地よい。しずくも流れ込まないで気分よく仕事ができる。

 裏側は糸でかがってあります。これはどんな役目をしているのか分かりませんが、放射状、網の目に施してあります。雨だけではない、この夏のカンカン照りにも役立ちました。
 これからの農作業で、私に最も身近な分身となるに違いない。。