母の好きなつばき



 母は野草が好きで、若いころ専門の先生の講義で勉強したそうです。山野を歩く経験も豊富です。、天覧山多峯主山や日和田山周辺には親父といっしょに何回も野草観察に出かけました。いまは親父も亡くなり母も山歩きはできなくなり、もっぱらベランダや部屋の中での植込みや鉢を楽しんでいます。
 いまの季節のお気に入りは、つばきです。特に一重のつばきが好きで、以前からほしがっていました。このつばきは、昨年、花園の直売場で買ってきたものです。希望通りの素晴らしい一重の椿が咲きました。木が小さいながら沢山のつぼみをつけ、次々に咲きました。ピンクの非常に上品な花です。品種は分かりません。
 花瓶のつばきは、同じ木に赤と絞りの2種類が咲きます。葉もそれぞれ違うめずらしいものです。小さな鉢で沢山の花を咲かせるには、技術も必要ですが愛情をもって世話をしなければいけないそうです。作物も同じです。