やまの下草刈り

 裏の畑に通じる沢沿いのやまの下草刈りを少しずつ進めてきました。毎年冬の間に合間を見てやっています。5年ほど前に一通り済んだのですが、その後、一部の場所を放っておいたら完全にやぶとなってしまいました。
 やぶとなった所を伝っていのししがやってきます。いのししの本も買って読みました。結局、おくびょうないのししに出来るだけ嫌がらせをすること、本を読んだ結論と対策はこのことでした。
 材料の選定と設置の場所まで決めた「わな」は、免許がなければ仕掛けることはできません。やぶを刈ってきれいにし、ここは人間の領地だぞ、入ってくるなよ、という意思表示をすることがいのしし対策の基本だというわけです。
 そんなものかな、と思ったのですが、確かにやぶ刈りが済んで遠くまで見通せるようになったら、いのししは上まで上がって来ないようです。沢筋には来ているようですが、以前のように決まったルートを日毎通うことはないようです。

 やぶとなった雑木林。

 雑木と下草刈りが済んでサッパリしました。不要な常緑樹を切ると光が地上部に届き、日陰で生えなかったいろいろな植物が目を出してきます。そして昔の雑木林の変化ある様相が少しずつ復活してきます。この写真の右の方に、銀ランが出始めた所があり、数株ずつ増えてきました。

 前方は6年くらい前に、7枚ある棚田を復活したところ。フレンド幼稚園の裏側です。相当な労力を投入しての作業でしたが、沢筋が変わって水が田に入らなくなって断念。田の中に大きな木が育ち、まさにやまに移行していく気配でした。そこで、木を切り沢筋のやぶを刈って再整備です。この川の水を使いたい気持ちもあります。

 やま仕事をしていると、いつも、どこからともなく小さいねこがやってきます。このねこは、オスのようだが本当に人懐こい。木を切っているとのこぎりにじゃれついたり、足にまとわりついたりとよく遊びます。私が移動すると、後先になりながら追ってきます。

 畑の周囲には野良ネコが非常に多い。隣りの畑がが生ごみを利用しているので、それを狙って野良ネコとカラスの跳梁跋扈です。雨の日の雨宿りくらいだったらまぁ構わないが、苗床をトイレにすることは許せない、当然、仲は悪くなる。野良ねこは私を見ると一目散です。

 このねこは毛並みからして野良ネコではないようですが、やま仕事を始めるとやってきます。一休みをすると、腕や背中に登ってきて相手をすることをせがみます。どちらかと言うと犬好きでしたが、初めてネコと友達になりました。