平成22年 年賀状

 本年もよろしくお願い致します。

 昨年は、初めて自然農業・自然栽培稲作の、私にとっては驚くべき成果が出ました。反収9.3俵を収穫しました。数字を求めるのは本意ではありませんが、一昨年まで零から2、3俵のところで推移してきたことからすれば驚愕の豊作です。うるち:農林48号、もち米:喜寿、赤米、みどり米と4種を作付しましたが、農林48号のみだったら11俵は可能だったと思います。それ程、力強い生育でした。
 これは自然の摂理と共生を信じて、自然農業による無農薬・無肥料栽培を追求してきたことに対する自然からの褒美だと信じます。改めて、自然に対して、人に対して、地域に対して、心からの感謝の念を覚えました。畑に関しても、天恵緑汁の自然農業+無農薬・無肥料の自然栽培の可能性を確信しました。
 天地自然からの恵みを受けつつ、また地域の中で楽しみつつ生きていく喜びを求め、今年も努力していきます。
 昨年新年より始めたブログも休みながらも続けました。改めてタイトルを「野良のかぜ街のかぜ」に戻して、興趣赴くまま書き連ねていきますので、偶には覗いていただいてご批判・ご感想を下されば幸いです。
 皆さまの今年1年のご健勝、ご活躍を祈念致します。
  2010年 元旦

 ブログ http://d.hatena.ne.jp/hideoyok/
     「野良のかぜ 街のかぜ」

冬晴れの巾着田

 暮れの一日、母を連れて巾着田で弁当を食べました。心行くまで買物を楽しんだ後、母の希望に応えました。ログハウスに近い広場のベンチで、冬の穏やかな日差しを受けながら、いつもとは違った時間を過ごしました。
 何をするでもなく、のんびりと弁当を食べ、冬景色を眺める。母は久しぶりに来た巾着田の、観光地らしくきれいになった変貌に驚いていました。若いころから親父といっしょによく来た頃の素朴な印象が強く残っているようです。
 山の景色や山野草を愛好する母にとっては、野の風にあたるのが、一番元気が出ることのようです。

目に慣れた山容の塊りは、時には違った趣で見えます。

万葉集の歌碑も、じっくり眺めました。

マンジュシャゲの葉が光合成で輝きます。