娘が贈ってくれた靴下

 2,3年前、『現代農業』を読んでいたら、農作業中の心得として“下半身を冷やさない”ということが出ていました。北海道の牧場農家の夫婦が実践して、非常に身体の具合がいいと言う。農作業中はもちろん、いつでも上半身を薄着で、下半身を温める。寝る時も靴下を履いてねる。
 これを実践してみたら、なるほど、具合がいい。それ以来、靴下にこだわるようになりました。娘にこのことを話したら、アウトドア用または登山用の靴下を贈ってくれるようになりました。この靴下が、私には何より嬉しいものとなりました。
 長女は夫婦で登山を愛好し、冬山、沢登り、外国の山登攀と、心配の種は尽きない。それはともかく、登山用品には詳しく、靴下も時々見つくろってくれます。今回、京都行の前夜に泊った時も2足もらいました。
 帰宅して早速履きました。以前とは違う銘柄です。これが素晴らしい。履いた瞬間から違う感触です。同じ形状の商品でこれほどの違いを感じるとは、一体どういうことか、と思いました。靴下は、単に靴の下に来るものではないことが分かりました。
 身に着けるものでこれほど感動したものは、かつてありません。もちろん、高価なものは着たことはないから当然ですが。たかが靴下と言うなかれ。まさに履く幸せ!、と言ってよいです。
 何といっても、暖かい! ふんわりした履き心地、豊かな幸せな気分になれる――褒めすぎでも何でもない、違和感なく素直に称賛の言葉が出てきます。寒い中での外の作業が苦になりません。

スマートウールソックス

これは昨年のプレゼント
 アメリカからの輸入ものでした。「足にやさしい、自然にやさしいスマートウールソックス」とあります。
 「ニュージーランドの契約牧場でとれたメリノウールだけを使用」「足裏部分にウールをパイル状に編んだクッションを採用」「保温性に優れ汗の吸湿性が高いので四季を通じて足を暖かくドライに保つ」。商品説明のいくつかです。
 世の中の人は、この靴下をどう見ているのだろう。「スマートウールソックス」で検索してみました。そうしたら、まさに称賛のオンパレードです。女性の愛用も多い。
 足の冷たい方は是非どうぞ。気持ちよく散歩したい人も、仕事の人も是非! なんだか、すっかり宣伝になってしまいましたが、宣伝の価値ありです。
 いろいろな暖かみの幸せを感じます。