巾着田で麦を播く

 少し遅くなりましたが、巾着田の畑とその他の畑の一部に麦を播きました。
 畑は、夏の作物の残骸と雑草で“草ボーボー”状態でした。最初に、草刈り機で草を刈りロール状に掻き集めて3カ所くらいに集約します。この草は放置・乾燥したのち、草刈り機で輪切りにして短くして、有機物マルチの材料に使います。
 その後、耕運機を浅く2回かけます。耕すか否かは、畑の状況とその時の段取り状況で決めます。耕さないで三角クワで播く場所を軽く耕起してすぐ播く場合もあります。
 今回は、全体を耕さないで帯状に耕さない部分を残しておきました。これはいろいろな意味があります。一つは、全部を耕して畝を作ると時間がかかるためです。二つ目は、播くところだけを耕させばいいという単純な理由です。なるべく不耕起部を残しておき、土中の生物構造を壊さないでおくということもあります。
 種は、天恵緑汁に浸けてから陰干しし、すでに芽が出始めています。播き遅れると、ざるの中で根がグングン伸びてもやし状になってしまいますが、そのくらいになっても今までの経験上大丈夫なようです。タネを帯状にばらまきし、土をかけます。土かけは金属製の熊手。これが一番早い。

 タネを播き終わって仕事が完了した畑です。

 帰る前に巾着田を一周しました。市の管理地には菜が育ちつつあります。菜の花が咲くのもすぐです。