いよいよ299歩道改修がはじまった

 滝不動から斎場の国道299歩道改修工事が本格的に始まりました。
 買物難民状況と最も至近のスーパーに行くのに国道が使えない状況――このことが3回のマスコミ報道によって全国に知られ、県土事務所としても捨て置けなくなったわけです。しかしそれ以上に、以前から―部の人にあった欠陥歩道に対する批判が、生活に直接影響する現実味が出てきたからです。
 私も、この欠陥を自治会集会で「もし歩道のないところで交通事故に遭ったらどうするのか、裁判になる」といささか過激に言いました。しかしそもそも裁判にはならないそうです。山間の地には歩道のないところがいくらでもあり、この区間も例外ではないとのこと。それもそうだな、と思いました。
 ではなぜ、長期間こんな状況だったのか、その背景には、第一に、道路を作る仕組み上のことがあります。第二に、地域の状況が、作った時の状況と現在が大幅に変化したことです。それにしても、高規格の歩道あり、全くなしの所あり、その中間もあり、で歩道の見本のような場所です。当時、土地を買収して一部区間にある歩道を全部つなげていればよかった、と言えますが、その時々の前提があったという県土事務所の説明に、そうだったのかと思います。
 県土事務所はこの区間を全部、いまある土地や地形の状況は原則そのままに、歩道としての機能を最大限実現させるとのことです。つまり、この区間は土地の買収など行わずに現状の中での改良になります。
 したがって完成の暁には、いろいろな形態が出現することになるでしょう。どんな風になるのか、私が県土事務所で聞いた限りのことを書いてみます。
 道路公図を始めてみました。道路に関する情報がすべて入っており、これが基本となります。


 大きさはタテ30センチ、ヨコ85センチの大きなもので、縮尺500分の1でつながっていきます。斎条から滝不動まではこれが4枚になります。正式名は「道路台帳平面図」、路線名「一般国道299号」で、平面図と断面図があります。
 因みに、矢印のところが木を切ったところ、歩道が切れている箇所です。