西武鉄道と対話が実現しました

 横手台・永田台・武蔵台の住環境を良くする会(三団地の住環境を守る会)と西武鉄道の対話が6月10日に実現しました。会創設当初から対話を求め、社長への質問書2回と不動産部長への対話要望書を1回を出してきましたが、梨の礫でした。そして一方で4月以来、温浴施設事業者の松井戸組関係者からの3回にわたる抗議文や質問書がきたという経過があります。
 こういう状況が続いていたので、近々の対話については余り考えていなかったというのが実情でした。当日の経過と内容については、三団地の住環境を良くする会のブログhttp://blogs.yahoo.co.jp/sandaidanchiに詳しく報告されていますので、ご覧ください。冒頭部分を引用します。
『平成21年6月10日(水)午前10時から西武鉄道本社(所沢市)において、西武鉄道と当会との対話が実現しました。当日は、西武鉄道から四十粼(あいざき)不動産部長、阿部課長、吉野課長補佐、岩渕主任の4人が出席、当会からは石坂会長、長谷川永田台地区代表、横山武蔵台地区代表、佐藤事務局長、会スタッフの小山、高城、廣場、計7人が出席しました。……当会からの質問に西武鉄道側が回答するという形式で話し合いが進められました。当会からは、「小学校用地の協議の現状」、「小学校用地の活用に関する西武鉄道の基本的な考え方」を確認した後に、「平成13年に日高市議会が採択した西武飯能日高団地内小学校用地の早期帰属実現を求める請願」、「西武飯能日高団地地区計画」、「三者協議会合意事項」、「公共施設の管理に関する協議書」等について西武鉄道の考え方を質問しました』
 西武鉄道は回答が遅くなったことを詫び、当方は対話が実現したことを感謝する言葉で始まった対話は、1時間という約束の時間のなかで、会の質問ポイントについてほぼ余すところなくやりとりが行われました。
 私は、インフラも都市計画の枠組みからしても、武蔵台が話し合いに加わるのは自然であることを述べた後、ある事実を引き合いに出して補足意見を述べました。
 武蔵台5丁目に隣接する造成地に西武鉄道は、5月ころ広葉樹(ヤマハンノキなど)を植えていました。これは、西武鉄道の環境市民としての活動で、市民と企業と行政でつくる「はんのう市民環境会議」の環境活動の一環です。2005年に西武鉄道天覧山から多峯主山にわたる団地開発を中止し、この山地を保存することにしました。これによって飯能の自然環境、森林環境活動は大きく前進したとされています。
 私が強調したことは、こういう公共への姿勢を小学校用地の問題にも発揮してほしいということです。都市型の自然公園なり住民が憩える公共用地として残すことにすれば、経過からしても、地域への貢献ということからしても、後世に残す財産としても、一貫した行動として評価されるであろうと。
 会のブログは記事をこう結んでいます。「今回初めて西武鉄道に、当会の意見、要望を直接伝える機会を得ることができました。この対話は、当会が新たな一歩を踏み出す、重要な意義をもたらしたものと感じています」
 西武鉄道が植栽した所

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