新聞の投書と私の古古古米

 つい最近、新聞の「声」欄にこんな記事が載っていました。
 「政府のコメの備蓄政策は無駄が多い。備蓄は玄米ではなくモミの状態で行うべきだ。自分はモミで保存をしているが、数年前の古米でもなんの問題もない。おいしく食べられる。モミであれば常温で保存可能だから、玄米のように冷蔵用の電気も使わず、扱いも簡便だ」
 長野県の農家の方で、確かこんな内容だったと記憶しています。この記事がずーっと気になっていました。なぜなら、私は古米ならぬ“古古古米”をかなり大量に保管していたからです。
 “備蓄”ではなく止むを得ず家の中に置いていたのです。場所は取るし食べることもできず、いよいよ決着を付けようと思っていたところでした。
 なぜもっと早く口に入るようにしなかったのか。いろいろ理由はあります。所有しているモミ摺り機の設置と機械の調子の塩梅がもっぱらの理由です。
 そこで一大決心、掘っ立て小屋の内部の整理・改造を行って200キロの機械を移動し、いつでもモミ摺りが出来るようにしました。そして約60キロのモミ摺りを敢行。どうなったか。