白銀平の下草刈り

 10時から白銀平の掃除。わずか3人でやっている「里山とともに歩む会」の活動で、頂上に通じる山道沿いをきれいにしています。私は草刈機を使う草刈りや下草刈りを主に担当しています。


エビネがありました。種を付けためずらしい姿です
 いいハイキングコースでありながら、暗い感じで何となく行きにくい、というのが白銀平のイメージです。何年か前にソクラテスの会で清掃した時は大量の不法投棄ごみが出ました。現在でも不法投棄が多い状況は変わりません。樹が生い茂った暗い感じがする山沿いの場所は必ず不法投棄地になります。
 せめて道路沿いだけでもきれいにして、山頂の明るく素晴らしい眺望に見合ったアプローチにしたい、これが清掃の意図です。この辺の山は個人の所有ではなく、地区での所有になっているようで、手入れが行き届いていないのはそういうことも理由にあるようです。県立自然公園ならばもっと明るいイメージにしなくては。
 初めて1年、成果もありました。道路分岐の崩れ落ちた看板や溜まった土砂を整理し、市に土留めの必要性を訴えたら、すぐに工事が行われ、石垣の補強がされました。この時の市の対応は素早いものでした。さっと来てあっという間に工事を行った、という感じです。
 実行される経路は、私たちの「里山とともに歩む会」が問題の所在を発見しその対処の方法まで明らかににして要望したことですが、実際は、区長を通した区長要望という形式をとります。いかに区長要望というものが行政の重要な部分を担っているかを認識しました。
 これから里山に合う山野草を植え、入口にふさわしい場所にする計画です。

白い部分が補強新設。以前はここから土が流れていった。