新刊の香り

久し振りに飯能の丸善へ。
これだけ大規模な新刊書店が近くにあるのは嬉しい。最近は、アマゾンで買うのがほとんどなのだが、書店の棚の間の通路に身を置き、実物をめくりながらの渉猟は、農作業と同じくらい楽しい。
今日のお目当ては、トマ・ピケティの『21世紀の資本』。昨日の新聞に、1ページを費やしてのインタビューが掲載されていました。
税と資本をめぐる政治的選択による格差の問題を解いた膨大な研究書が、世界でベストセラーになっています。アマゾンサイトでも、熱心な読者による20件以上の長文のコメントが寄せられており、読みたい意欲がそそられます。そのままサイトから購入すれば簡単でいいのですが、分厚い実物を手にしてみたい欲求にかられたのです。しかし在庫無しでした。
今日は、品定めしながら良ければ購入の気分買い。背のタイトルを見ながら、平積みを手に取りながら、まえがき、あとがき、目次を拾い読みしながら一巡すると10冊ほど腕に抱えていました。
マックでコーヒーを飲みながらパラパラとめくる。コーヒーの香りと新刊の香り、香りの最良の組み合わせです。どうせ積ん読になるかもしれないが、それでも良し、です。