高麗川駅西口土地区画整理事業の竣工記念式典


 高麗川3丁目後援で、高麗川駅西口土地区画整理事業の竣工記念式典。
住居表示の変更も済んで西口の区画整理事業が完了しました。昭和58年の事業計画決定以来30年。最初から関わった関係者の方々は感無量ではないかと思います。特に審議会のメンバーの諸氏は、最初から関わった人も多く、市長も挨拶の中で、懐かしい顔を拝見すると言っていました。
 審議会の会長は、日高市で始めての区画整理事業に知識が追いついていかず勉強を重ねたことに触れていたのが印象的です。減歩による公共用地創出がどういう利益を生み出すのか、理解と協力は、地権者にとっては一大事であったろうと思われます。
 それにしても、この高麗川駅西口も高萩駅区画整理も、便益と費用の関係の投資効果数値等、区画整理事業について必須の説明がどこにも出ていません。これは、出して当たり前の指標だと思うのだが、こういう説明をしないということが不思議です。
 費用便益分析はむずかしいものかもしれないが、分かり易く説明することで説明責任の認識や市民と行政の共通理解になるのではないか。審議会や評価委員には開示しているのかもしれません。総事業費142億8400万円。市単独負担分の約69億円の中には、都市計画税はもちろん一般財源も投入されているわけだから、十分な説明が義務だと思います。
 出しても市民には分からないだろうから出さない、肝心の情報は自分達が分かっていればいいから出さない、利害関係者のみ出せば良い、市政の調査を行っていると、こういう印象を感じることが多いのです。