道路地図

行政情報が記載された地図にはいろいろなものがあります。最も一般的なのが都市計画図でこのほか、水道、下水道、農業関係とか全部集めると相当あると思います。公開されたものはあちこちに散らばっているので一覧で見るのはむずかしい。
 道路に関していえば私が知っているのはこの4つです。
 1 道路方針図
 「日高市都市計画マスタープラン」に掲載されているもの。道路に関して日高市の方針と計画が示されている唯一のもの。6〜7億円の道路予算が毎年使われているのに、計画がこういう簡単な1枚の地図では十分ではないことを、昨年の12月議会で質問しました。

 2 日高市市道認定網図
 平成23年で総計667キロの全市道を地図上に示したもので、幹線市道も明記されている。これは一般には頒布されていないようです。この地図が道路行政の最も基本の情報になっていると思います。この基本地図データからいろいろな施策意図が入った道路地図が加工されると思います。

 3 都市計画変更位置図
 都市計画道路は、都市計画法に基づいて、ルート、位置、幅員などが決められた道路で、まちづくりの根幹をなすもの。平成17年頃から検討されてきた、都市計画道路の主として廃止を盛り込んだ地図。なぜ廃止されたのかの理由は「社会状況の変化」ということがどこかに書かれていました。

 4 議会に提出される市道認定・廃止路線図
 住宅地開発や道路整備で市道の廃止や認定が発生します。市の財産に関わることなので議会の議決が必要となり、その際に参考資料として提出されます。

 

 行政が仕事で使っている地図は多いと思いますが、主要なものを除いては目に触れる機会は少ない。地図の情報は非常にわかりやすいし、文章で説明すれば多くの文字を必要とすることでも、地図であれば一目瞭然となるし、複合的な説明が可能になります。こういうものを一冊にまとめてあれば非常に使い出があります。