屋根と外壁塗装

 屋根と外壁の塗装をしました。
 いままでたくさんの業者が営業の攻勢をかけてきた。みな同じ口上である。いわく「屋根に大分こけが付いています。放っておくと雨漏りの原因となる、壁も汚れている」。
 分かっていますよ。内心では思っていました。もう15年経ったからそろそろそういう時期であろうと。素人が外観を見ても、そう感じるのですから。しかし、塗装というのは技術のレベルや良し悪しが分からない。したがって、口上以外に判断の仕様がなく、巧みな説明をされても、はいそうですかとはならない。
 我が家より築年数が浅いのに、そういうときに前のお宅が塗装工事をしました。
 足場の組み方に特徴があります。いや、そもそも足場ではなく、長いはしごを組み合わせている。余り見たことは無いやり方です。聞いてみると、その業者独自のやり方で足場の設置と撤去が早く、通常は外注だという足場組みの費用もかからないという。
 入間市の個人業者で息子と二人でやっている、武蔵台でも何カ所かやっているという。そんな話を立ち話でしたら、早速きました。
 「お宅もどうですか」と。業者としては当然です。工事を自分の目で見て、業者本人とも話して、こういうことも出会いだな、と思って、依頼しました。
 工事の内容もさることながら、事前の準備に手際良さが必要なことが分かります。塗装面を露わにするために家の周囲に置いてあるモノを壁から引き離しておかなければならない。
 また壁に付いている付属物や突起物などの色を塗ってはいけないものをカバーする、いわゆるマスキングです。これも見るからにめんどうな作業です。洗浄・塗装は専門技術だからわかりませんが、こういう事前の作業を見ると、“段取り”という言葉の意味と重要性がよくわかります。
 塗装は技術の内容が分からないので、品質評価は素人には分からない。任せるほかないですね、と言ったら、武蔵台の方々から仕事を頂いている、信用してお任せください、とのこと。
 希望した色もピッタリで、気分から言えば「いい仕事をしていただいた」という感じです。