青少年育成健全の会


 公民館で開催された武蔵台横手台地区 青少年健全育成の会の総会に出席。
 この会のよく知られている活動は、「子どもをまもる家」の普及運動です。他に、あいさつ運動や薬物乱用防止・非行防止啓発活動などが主な活動で、地域で子どもを育てる地域ぐるみの仕組みです。
 「子どもをまもる家」は私の家でも、もう何年前か分からない程以前から門扉に掲示してあり、一昨年古くなって代えました。これは、子どもがいるいないに係わらず、門や塀に掲示し登下校や遊びの安全環境を充実したものにするという活動です。これを掲げる家が増えているそうで、結構なことです。
 路上で子どもにあいさつされると気持ちがいいものです。「こんにちわ」と「おはようございます」の2語だけだが、それでも黙って通り過ぎるより何倍も嬉しい。嫌なことも忘れる。年齢に応じて時々、いまお帰り? とか、帰っておやつかな? とか言って反応を見るのも面白い。
 危ないことに遭遇するのを心配して、家庭のしつけでは、知らないおじさんには声をかけない、かけても答えない、ということが言われるかもしれないが、難しいところで常識的な判断しかないだろう。小さな子どもの顔と声は、地域の最大・最高のオールラウンド資産です。
 総会自体は、司会の進行の声と会長以外の発声以外は一言も発せられることなく“無事”終了、例年通りの模様でした。いつも思います。この時間のやり繰りにもう少し工夫は無いのかと。
 この会の出席者及び役員は、次のようになっています。
 地域協力者(住民)
 小中学校校長、教頭
 小中学校PTA会長、副会長
 武蔵台自治会会長、副会長
 横手台自治会会長、副会長
 武蔵台公民館館長
 児童委員
 幼稚園
 老人会
 体育協会
 剣友会、スポーツ少年団
 このように多彩な方が役員になっており、まさに地域を支えている方々です。総会には日高市役所の担当課も来ていました。問題は、このような地域を支える市民、団体、行政が一堂に会しているのに、お互いの対話もなく総会が終わると直ちに散会してしまうことです。
 これだけの人材が顔を合わせることはめったにないことです。総会はサッと終わらせていいが、その後の多少の時間をみんなで話す時間を当てたらいいのかと思ってしまいます。他の団体もそうです。所属団体の位置が行政に近くなればなるほどそういう傾向が感じられます。まぁ、前例があることだし役所も時間があることだし、という事かもしれない。役所的ルールに少しだけ味付けしてみる工夫がほしい。