県議選の選挙活動が終わって

 県議選の選挙活動が昨日終わりました。
 私も川田とらおさんの街頭演説に同行して、支持を訴えてきました。今回、川田さんは、東日本大震災の被災者の苦しみと悲惨さを、万分の一でも担わなければならないと考え、街宣車を使わず、歩いて有権者に声を届ける、という方法を採りました。
 震災発生3日後には現地入りして、ボランティア活動の事前調査を行ったことも市民に伝えてきました。歩いての選挙活動は、震災を原点とする一連の考え方の頂点であったと言えます。
 しかし、この選挙の手法は、この広い日高をカバーするには十分ではなく、一部の地域は回り切れなかったかもしれません。この選挙活動の趣旨が、演説はもちろん他の情報手段によって、相手候補との違いを際立たせた形で有権者に届き理解されればいいと思います。
 いつも思うのですが、選挙のスタイルでの主張は民主主義への姿勢を問うものですから重要といえますが、本来は、政策の主張、政策の比較で問う必要があると思います。今回の県議選では、個別政策にアプローチする考え方の違いが明確に出ていました。
 その違いは、演説でもはっきりしていますが、主張が文章でしっかり固定されている文化新聞の候補への政策アンケートに明確に出ています。しかし、文化新聞は誰でも購読している媒体ではないので、より広範な範囲での有権者への周知が必要になります。
 1票の重みの違いは、明確に憲法違反となりました。そのこととも併せて考えれば、選挙制度も政策や主張がしっかりと有権者に伝わる方法に変えていく時期にきました。現状は、公設のポスターと公報が全体に行き渡る情報ですが、さらに、公設の演説会など有権者の候補者に関する情報への接触度と有効性の両面から改革が必要となります。