炭焼き

 昨年春から決まっていたイベント、炭焼きです。これは「憩いの森サポートクラブ」が企画した一連の里山保存活動の一つです。「憩いの森サポートクラブ」は、ここ数年とても活発な活動を行っているボランティア団体で、日高市の総合公園内の平地林を主な活動場所にしています。秋には森の中で手づくりコンサートを開催し、たくさんの市民が林の木漏れ日の中で音楽を聴き、リサイクルショップや出店を楽しみます。
 私は、炭焼き用に以前からドラム缶を2基持っていました。昨年春の会議の時このドラム缶が注目され、これを使って、森の必須イベントである炭焼きをやろうということになりました。
 炭焼きについては、たくさんの本を読みました。知識だけは十分身につき、後は実践と思っていたので、ドラム缶窯はまかしてくれ、と大きな口を叩いてカマづくりを引き受けてしまいました。
 さて時間が迫って来て、ドラム缶の加工をしなくてはなりません。鉄工所に頼めば簡単ですが、一度聞いたところは意外に値段が高かったので、ここは勉強だ、のいつもの意識がムラムラと起こり、自分で加工をすることにしました。

 加工用のドラム缶。鉄板が厚い窯に適したもの。

 ドラム缶の切断に使うディスクグラインダー。このグラインダイーを使うのが一番危険です。一度には切れないので、3、4回重ね切りしますが、その時にうまくやらないと反動が来ます。手に持つ小さなものなので、チェーンソーの反動より怖い。
 
 作り方は本にいろいろ出ています。少しずつ方法が違いますが原理は同じ、条件に応じて臨機応変に工夫します。