稲刈り、ようやく着手

 ようやく稲刈りに着手にしました。1週間前にバインダーは田んぼに持っていってあったのだが、天気と時間の都合がうまくいかず、やっとです。

 稲刈り着手前の田んぼ。このように遠くから見ると、たわわに実った稲がぎっしりと詰まっているように見えます。ところがです。近くで見ると、数本しか分けつしていない貧弱な株が多くスカスカの状態です。
 今年は、田植え直後の除草を1回もやらなかったので、一面のコナギの絨毯になってしまいました。その上に、ホソバヒメミソハギと言う雑草が一面に生えていて、雑草の2段重ねです。
 雑草の種類は、毎年変わっていくようです。このホソバヒメミソハギは昨年頃から増え出し今年は一面に群生です。aアメリカ大陸原産とされていますが、茎が木のように硬く横に広がって繁茂します。
 それにしても、ヒエはどうしたんだろう。今年もパラパラしか生えていない。ヒエが雑草の王様であったころ、これがはびこると稲は完璧ダメになります。強力な根張りが稲の生育を妨げるのです。
 5枚目のもち米。ここは、ほぼ理想的な出来です。直播で育てた苗を手植えしたところです。箱ではなく地面で育てた大きな苗を手で一本植えるのが一番いいようです。

 苅った束は稲束ではなく、草束のものも多い。

 オークションで手に入れた一輪稲刈り機。快調・絶好調! これほど楽とは予想しませんでした。タイヤが泥に埋まって二進も三進もいかなかったことを思うと、昨年の二輪での苦労がウソのようです。これほど楽とは予想はしませんでした。幅広の空気が入っていないつぶれタイヤは、泥が深いところでも全く問題としない。
 相場からすると格安でした。つぶれタイヤをパンクと説明してあった、機能を知らないリサイクル店出品のもの。しかし、そこは経年もの。刈り取り部のギアオイルを入れるゴムの栓が固着し、ボロボロになっています。オイルを入れ替えようと栓をとろうとしたら崩れ、残りはくっついたまま。これは困った、栓だけあるはずはない。ギアオイルは機械の血液のようなもので生命線です。どう治すか頭をひねらなければなりません。それにしても、水と泥と振動にさらされる、こんな過酷な場所の栓をゴムにするなんて。オイルの栓がゴムなんて外には無いなぁ。何でこんな材質にしたんだろう。まぁ、ポンコツ機械を使うのだから工夫の精神が第一です。
 工夫の精神と言えば、こんなことがありました。ひもが少なくなったので新品を補充しました。師匠は、こういうときは古いのと結んでも結び目が通らないからだめだよ、と言っていました。しかし、全部使い切ってからのひも通しはめんどうくさいし、手刈りの結束用にひもが必要だったので途中で切ってつなぐことにしました。結びを固くして余分を切りオイルを塗って滑りやすくしました。結果は万歳!でした。

 水が引かない。いまだに流れている状態です。