田んぼ始動の時

 今年は、昨年以上に寒い日が続くような気がします。つまり異常気象ということですが、異常が常態になっていく過程かも知れません。
 そこで反射的に思うことは、昨年の“異常”で田んぼに水が切れない状態が続いた結果、大豊作になったことから、今年もその再現があるかもしれない、ということです。
 今のところ、水路に流れる自然水は昨年とまったく同様、沢山流れています。隣りの田圃でも、川からポンプアップしないで取水水路に流れる湧水だけで田植えを済ませたようです。
 さた、今年はどうなるか?

 まだ草ボーボーです。私は秋起こし(稲刈りの後に耕すこと)をしないので、田植え直前まで草の生え放題です。生える草は毎年変わってきましたが、一昨年ころから、名前は分かりませんが1種類の草の中にレンゲがちらほら混じる様子になってきました。
 レンゲを増やしたいのですが、実が出来て割れるまで待たないと増えません。今まで水の条件やらその他のことで、そこまで待てなかったのですが、今年は、どうやらレンゲの実は割れたようです。しろかきOKということです。
 それにしても、今年は苗の成長が遅い。東北の様子をテレビでやっていましたが、ハウスで育苗していても伸びず、田植えができないと米農家は嘆いていました。この辺にしても事情は同じ。ハウスで例年より1週間早く播いたのに、成長は例年より1週間遅れ、とのこと。
 毎年、異常の事柄が変化しつついろいろな局面に出るのではないかと、予想されます。それが複合的に出てこないとも限りません。
 
 畑から田んぼに、育苗箱を移動。2週間前。箱を重ねても全くだいじょうぶ、茎がおれても気にしません。成育に何の影響もありません。


 箱を移動させた後。麦の畝の隣りで、水なしの環境で苗育てです。これでも支障はありません。