「シクラメンのかほり」



 年末にいただいたシクラメンの花がもう1カ月以上、咲き続けています。少し色の退化が始まりましたが、シクラメンはこんなに長くもつ花なんですね。武蔵台に来たころシクラメンの鉢植えを一生懸命作った記憶があります。株分けして増やそうとしたはずですが、途中でみな枯れたことだけは覚えています。 
 いつだったか小椋佳がNHKテレビに出演していたのを見ました。どんな番組だったか、美空ひばりの回顧番組だったような気もします。
 小椋佳といえば「シクラメンのかほり」。シクラメンを見ると「かおり」という言葉を反射的に浮かべてしまいます。それほど当時流行って頭の中に焼き付いてしまったのでしょう。レコード対象を受賞したのが1975年、私が30歳の時でした。「シクラメンのかほり」にまつわる思い出はるか。
 小椋佳氏。銀行のエリートで作曲・作詞家かつ歌い手。こんなに才能を併せ持つ人はめずらしい。近年は、東京大学に再入学して哲学を研究したこと、がんを患ったこと(うろ覚え?)。こんなことくらいしか知りませんが、シクラメンで反射的に思いだしてしまうことでした。