新来のお客さん

 わが掘っ立て小屋に新来のお客さんです。耕運機の警笛ラッパの筒の中に、何というハチであるかわかりませんが巣を作りつつあります。それも余り見かけない“建造物”で、管の形をしていて土を塗り固めたものです。1匹で作っているようです。完成の折にはこれを見せびらかして相方をよぶのだろうか。黒い腹に黄色の縞があります。普通は春先に巣作りをするのですが、この季節に作るハチは何だろうか。
 今年は、いろいろなハチがやってきました。私の掘っ立て小屋が皆よほど気に入ったのでしょうか、今日の“土管軒”も含め5種類です。
 
 スズメバチアシナガバチは、土の中や腐った木の中で冬を越した女王バチが、4〜5月頃1匹で巣を作り始めます。最初にやってきたのがスズメバチです。市町村のホームページには必ず駆除サービスが掲載されているほど、強力な毒をもつはちです。日々大きくなっていくかさを見ながら、頭上をブーンという大きな羽音を立てて一匹の女王バチが去来するたびにヒヤッとします。やむを得ません。そうっと近づきビニールに落として駆除しました。
 
 アシナガバチ。子供が巣立った後、今でも毎日、一匹が出入りしています。

 何というハチかわかりませんが、ベニヤの外壁にとっつきました。

 春先のある日、軒先を接するところに、日本ミツバチが大挙してやってきました。ブンブン言う音が遠くから聞こう得てきて次第に近くなってきました。どこかで暴走族が吹かしていると最初は思っていましたが、その単調さに不審に思い出所を探して発見。球の中心に女王バチがいて、この一群は新しい群れを作ります。