小学校用地と温浴施設

 ブログの記事を書くこと3回目です。まだよく要領がわかりません。ブログは簡単だと言われますが、文字を書くだけならともかく、画像も含めて周辺の機能を使いこなす、となると習熟が必要なようです。書き込みができないとのご指摘もありますが、どうすべきか、何が悪いのか、まだ追求できていません。一つ一つ習得していきますので、不具合がありましたら、私のメールかこのブログのヤフーメールにお願い致します。

私がこの問題に関わった理由

 昨年9月から、横手台の小学校用地をめぐる問題に深く関わっています。これは、昨年春、小学校用地に西武鉄道温浴施設を建設する計画を打ち出し、それを推進するため、この建設の前提となる都市計画法の「用途地域」という土地利用区分を変更する要望を、横手台自治会が日高市に提出したことに端を発したものです。
 温浴施設とは、いったい何でしょうか。この言葉を当たり前のように使っていますが、正確にご存じの方は少ないのではないでしょうか。
 「温泉を用いた公衆浴場である日帰り入浴施設は各地に存在するが、近年では、温泉施設に似てはいるが温泉水(温泉法に定めるもの)を用いない大型の公衆浴場も存在する。温泉を用いている施設とあえて区分するため、これを温浴施設と呼ぶことがある」(Wikipedia)と、ウィキペディアにあります。
 ウィキペディアは専門家でない者による解説で正確性に欠けるとの見方がありますが、ここではこの程度がわかればいいと思います。要するに、公衆浴場で銭湯のおおきいものです。温泉ではないということです。明確に区別するために温泉法という法律で「温浴施設」という言葉を設けているわけです。。「温泉」の言葉が先行してうわさになって飛んでいますが、銭湯というより温泉と言った方がイメージがいいので、うわさはいいイメージの方で流されているのでしょう。
 この辺にある温泉関係施設といえば、サイボクが有名ですが、ここは正真正銘の天然温泉、それも最高ランクの純源泉かけ流しの温泉です。宮沢湖でも建設中とききますが、どちらなのか、また川越方面に、レジャー施設と一体となった大規模なものも推進中とのこと。今や、温浴ビジネスは日本中で流行りのビジネスモデルとしてもてはやされており、約1300か所もあるそうです。余りに流行りすぎて温泉や地下水掘削があちこちで行われるようになり、温泉枯渇や地盤沈下の防止のため、環境庁は最近規制にに乗り出したほどです。
 この儲け話を横手台小学校用地でやろうとするのが、今回の話。横手台自治会は、この施設の建設が可能となるよう都市計画法を変更してください、と日高市に要望したわけです。それですんなり行くかというと、事は簡単ではありません。団地開発の当初から、小学校建設の公共用地として規定され、日高市への帰属が位置づけられてきた歴史があるからです。小学校建設が中止となって以後も、帰属返還が議会でも議決されています。西武と行政の思惑が時間の経過とともに変質していく中で、今回の温浴建設が表面化したことは両者のそれが一致したことだと推察されます。
 その歴史と経緯を覆し、法律で守られている最もよい住環境の条件を変更してまで、地域の中にこのような商業施設が建設されていいのか、という問題。さらに、横手台自治会の決定についても、独断・強引な建設推進への下地づくりが指摘されるなど、不透明さが問題となっています。
 私自身は、このような背景を前提に、
 第一に、武蔵台住民に直接影響することであるのに全く相談がないこと、
 第二に、公正・民主的な地域の住民自治ということからの問題性
 第三に、都市計画法と市民の関係が、都市計画行政や住民によるまちづくりの観点から開かれていないこと
 第四に、公共の目的と「活性化」ということに関してどう向き合ったらいいのか、という市民意識の問題
この3つの問題性を感じていたので、この建設を阻止し別の新しい公共を創造しようという、有志の集まりに参加しました。
 昨年9月に有志6人で「横手台・永田台・武蔵台の住環境を考える会(仮称)設立準備会」として発足させ、現在「横手台・永田台・武蔵台の住環境を良くする会」に発展し、約70名の会員が参加するところまできました。この経緯については、今後、ご紹介・報告していきます。

現地ご案内

 ところで「小学校用地」がどんな場所であるのか、まず現地をご案内しましょう。写真は、日が陰った中での撮影でいい写真とは言えないのですが、環境や雰囲気はわかると思います。
 まずグーグルです。天空から見ると、位置関係がよくわかります。青い風船の印をダブルクリックすれば大きくなります。また「大きい地図を参照」は大きく見やすいです。


大きな地図で見る


最初の工事用入口付近からの横手台入口交差点の遠望

日高の中心地域が遠望できる突端から

秩父方面を眺めて

何と池がありました。周りから水が流れ込む地形でもなくその様子もありません。入ってみると気泡がありました。湧いています。山を崩した時に当たった水脈がこの下にあるようです。湧いている証拠に、次の写真にあるように周囲に氷があるのに、池の浅い周辺が凍結していません。枯れた水草がありますが、形状からしてコカナダモです。その量からみて夏は繁茂しているようです。一体この工事の荒れ地の池にコカナダモはどうやって来たんでしょうか。コカナダモとしたら外来ですから誰かが捨てたのかも。夏になったら正確に調べてみます。グーグル地図を見ると、水色のかなり大きな水面がみえます。渇水期でこれだけ水があるのですから夏は大きな池になるのでしょう。

池のそばの厚さ6センチの氷