NHKの太陽解説


 ある日見たNHKの解説、太陽の活動についての解説が非常に面白く、テレビ映像によって自然現象の仕組みを知る楽しさを味わいました(http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/119825.html)。社会や政治解説の隔靴掻痒、違和感と違って、生命と文明の根源の挙動を知ることは、世間のあれこれの腹立つことを忘れさせてくれます。
 これを知ったから私がどうこう変わるという事ではないのだが、地球という運命共同体へのそこはかとない関心を、ギュッとジュサーで絞ってくれるような印象でした。コップの中の争い的な見方をどうしてもしてしまう政治頭に新鮮な酸素を供給してくれる、そんな感じでしょうか。
 私の寿命は長く見てあと30年、短くて10年?。太陽活動が生活レベルでの地球へ影響を及ぼす時間は100年単位で当面は300年先のこと。孫の寿命が来て先のことだ、狭い範囲の心配などはしていないが、戦争その他の諸々の人間の行動に対して、太陽活動が地球にどんな報いをもたらすか、もたらさないかは知りたいところです。
 私は大学では、一応経済学を勉強したことになっているのだが、それが身について身過ぎ世過ぎの足しになったかといえばそんなことはないし、ほとんのどのことは忘れてしまっています。
 ただ、太陽活動、黒点活動と文明の盛衰や経済・景気循環との因果関係を調べる分野には関心がありました。19世紀の荒唐無稽理論が相関あるものとして実証され、現在では自明のこととして経済活動の分析に使われています。
 科学の分野での専門的議論に関係なく、太陽活動に関する関心を、心の中の火種として宿しておくのも必要かな、と思いました。
 ここが一番分かり易くまとめてくれています。http://www.systemicsarchive.com/ja/a/sunspot.html