東日本大震災ボランティア2題

 小鹿野町議の岩田さんが自宅に来られました。かねてより、岩田さんから東日本大震災のことについて状況をうかがうことにことになっていました。また、私の当選を喜んでくれ、これからの連携を誓いました。
 岩田さんは、すでに東北各地の震災地に6回入ってボランティア活動を行い、現在も継続中です。岩田さんは、大きな災害があると即出かけて行き、自分の目で確かめボランティアを行うという行動の人。地震が起こってすぐの電話では、これから出かけるとは聞いていたものの、もう6回も行っているとは驚きました。
 現地に出かけて移動しながら避難所を詳しくリサーチしてきました。その結果、分かったこと。
 物資の行き渡り状況が一様ではなく、まだ困っている所が沢山あるとのこと。自治体の手当てが行き届く避難所はいいそうだが、小さな集団や個人の家などが枠外に置かれているそうです。
 いま埼玉県をはじめ自治体や社会福祉協議会の物資への対応は、「もう間にあっている」ということです。ちなみに県のHPは、「被災地への救援物資の受付は、3月28日(月曜日)をもって一時停止いたしました。皆様からのご厚意により、多くの救援物資が集まりました。温かいお心遣いに心から感謝いたします。すでに受け付けた救援物資については、順次、被災地へお送りしていますが、予想を超える物資が届けられたことから、輸送計画も数週間先まで決まっている状況です」と、物資の募集を中止しています。
 岩田さんは、各地で聞いた要望をもとに、15品目程のリストを示しました。自転車や電化製品、細々とした道具など、まさにこれからの避難生活に必要なものでした。
 議員として何ができるか、地元議会で呼びかけた結果は、全員協議会ではまとまらず議員数人のボランティアで行っているとのこと。日高でも何かできるか、可能性を追求してみよう。

 武蔵台出身の若者も東日本大震災にボランティアに行きました。今井浩二さん。現在は勤務の関係で東京に住んでいますが、地域への関心が深く日高市でのボランティア活動にも参加しています。
 4月9、10日に石巻方面に有志6人、レンタカー2台で出かけ、報告書もまとめています。その報告書より。
 「被害に遭われた人たちに対して何かしたいという有志(社外の知り合い)が集まり、「まずは現地へ行き、現状を知る」という目的のもと、現地でのボランティア活動の話が挙がった。私はそのリーダーよりお声がかかり、その有志とともに参加させていただくことになった。
 有志の1人が宮城復興支援センターや日本警察消防スポーツ連盟の方々と連絡を取って調整してくださり、今回の石巻市ボランティア活動が実現した。つまり、今回は公募ではなく、”つて”でボランティアをさせていただいた。よって、先方のボランティア受け入れ体制も整っているわけでなく、こちらとしても自分のことは自分でできる準備と心構えで臨んだ。
 4/9(土)、日本警察消防スポーツ連盟の方々は行方不明者捜索を行うことになり、私たちは蛇田小学校で教室の清掃や机の移動などを行うことになった。
 4/10(日)は、被害状況がひどいと言われている女川町の視察を行った」